先週の中東情勢悪化、一転して株価はV字回復中

先週の中東情勢悪化、一転して株価はV字回復中
先週、中東情勢の悪化をきっかけに日経平均が2日連続で大幅下落したことを取り上げたばかり。ところがここにきて状況は一転、日経平均は2日連続で反発している。8月25日は前日比328円34銭高、26日はさらに405円73銭高の6万6262円16銭で取引を終えた。リコが「先週あんなに下がってたのに」と驚いていた。
リコ
先週あんなに大きく下がってたのに、この2日でだいぶ戻してる!何があったの?
ロキ兄
きっかけは中東情勢への警戒が後退したことだよ。米国務省が、中東地域から退避させていた外交官を大使館に戻す準備を進めていると伝わって、緊張がやわらいだと受け止められたんだ。
「警戒後退」がなぜ株高につながるの?
外交官を大使館に戻す動きは、それだけ現地情勢が落ち着きつつあるというサインとして市場に受け止められた。これを受けて原油先物価格は大幅に下落し、あわせて米国債利回りも低下。この2つが重なって、株式市場を支える要因になった。
母
先週学んだ流れがそのまま逆回転した形ね。「地政学リスク悪化→原油高→株安」だったのが、「地政学リスク後退→原油安→株高」に変わったということよ。
父
米国市場でもNYダウが前日比160ドル24セント高の5万3577ドル40セント、S&P500も24ドル42セント高の7677.28ポイントと、そろって上昇している。原油安と金利低下は、株式市場にとって典型的な追い風材料だからな。
それでも一部の銘柄には売りも
リコ
じゃあ全部の銘柄が一斉に上がったの?
ロキ兄
それが面白いところで、25日の取引開始直後は半導体関連銘柄に売りが優勢だったんだ。前日の米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2.7%下落した流れを引き継いだ形だね。
父
先週勉強した「グロース株は金利や地政学リスクに敏感」という話が、ここでも顔を出している。市場全体が戻す中でも、銘柄ごとの値動きにはちゃんと理由があるということだ。
先週からの一連の流れを振り返る
母
中東情勢の悪化から原油高、株安、そして今回の警戒後退による株高まで、一つのニュースがどう連鎖していくかを追いかけると、値動きの理解がぐっと深まるわね。
リコ
先週「慌てて売らない」って教わったけど、まさにその通りになった感じ。数日でこんなに戻ることもあるんだね。
ロキ兄
短期的な値動きは、良いニュースにも悪いニュースにも敏感に反応する。だからこそ一つひとつの動きに一喜一憂せず、積立のペースを保つことが結局は一番の近道になるんだ。
今日のまとめ
先週の中東情勢悪化による株安は、外交官の帰任準備という警戒後退のニュースをきっかけに一転し、日経平均は2日連続の反発となった。原油安と米国債利回りの低下が株式市場を支える一方、半導体株には前日の米国株安の流れから売りが出るなど、銘柄ごとの反応には違いも見られた。地政学リスクは悪化も後退も急速に進みやすいテーマだからこそ、短期的な値動きに振り回されず、一連の流れとして捉える視点を持っておきたい。
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。














