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あなたの100万円、実は“98万円”になっているかも?
最近、こんな感覚ありませんか?
スーパーの野菜が去年より20%高い
電気代が気づかないうちにジワジワ上昇
外食や日用品が“いつの間にか高い”
これは気のせいではなく、インフレです。
2025年11月時点で日銀の基調インフレ率は2%前後。
市場予測では、来年以降も2%超の物価上昇が続くと言われています。
つまり……
100万円を預金のまま置いておくと、1年で実質98万円の価値に下がる。
預金金利は、いまだ 0.001%。
数字だけ見ると、ちょっと怖くなってきませんか?
2. 預金 vs 投資のリターン比較|インフレ時代は「置いておく」が一番危ない
長期データを見ると、インフレに強いのは 株式と金(ゴールド) の組み合わせです。
家族向けに分かりやすく比較するとこうなります👇
▼10年リターン比較(インフレ2%想定)
| 資産 | 年率リターン例 | インフレ2%後の実質リターン | 家族向きポイント |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | 0.001% | -1.999% | すぐ引き出せる、生活防衛資金のみ |
| 日経平均(インデックス) | 4〜7% | +2〜5% | 新NISAで非課税、長期回復力が強い |
| 金ETF | 年5〜10%変動 | +3〜8% | インフレヘッジ、株下落時の“守り” |
3. ゆる家族ポートフォリオ例
――「難しいことはしない。でもインフレには負けない」
投資初心者の家族でも再現できる“ゆるいけど強い”ポートフォリオがこちら。
🍀【ゆる家族ポートフォリオ(総額300万円想定)】
※月2万円×10年積立のイメージ
株式 70%
→ 全世界株式(オルカン:SBI全世界株式など)
期待リターン:年5%前後金ETF 20%
→ 国内ETF(314Aなど、信託報酬0.22%)
役割:インフレ対策・株下落時の防波堤現金 10%
→ 家計の安心クッションとして
🎓 教育資金
→ ジュニアNISAで“非課税”を最大活用
👵 老後資金
→ 新NISA(つみたて枠+成長枠)で長期運用
★年1回は「家族会議」
「株多め積極派?」「金多め慎重派?」を家族で投票して、配分を少しだけ見直す。
これが続く秘訣です。
4. 今日からできる行動ステップ
――“とりあえず知識”ではなく“今日から実践”
✔ 1. NISA口座の確認
まだ持っていなければ、楽天証券やSBI証券でサクッと開設。
✔ 2. 生活防衛資金を確保(6ヶ月分)
これがあるだけで、下落時のメンタルが全然違う。
✔ 3. 株1万円+金5000円の積立を開始
月1.5万円なら、家計の負担も大きくありません。
✔ 4. 家族で「今年のインフレ被害額」を計算
たとえば:
食費が月+3000円 → 年で+36,000円
電気代が月+1200円 → 年で+14,400円
インフレが“数字で実感できる”と、家族が投資に前向きになります。
5. まとめ|インフレの時代、お金を守るのは“難しさ”ではなく“習慣”
インフレ2%の世界では、
現金は「安全」ではなく、“静かに減っていく資産” です。
でも大丈夫。
派手な投資や難しい分析は必要ありません。
株で“増やし”、
金で“守り”、
現金で“安心する”
この3本柱を続けるだけで、家計はインフレに負けなくなります。

















