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「配当金」って何のためにあるの?
こんばんは!『えすふぁみ☆家族で株投資』へようこそ!
ある日、ロキ兄さんにリコちゃんが聞いたそんなひとこと。
たしかに、株を持っていると「配当金(はいとうきん)」というお金がもらえることがあります。でも、これっていったい何のためのお金なのでしょうか?
今回は、ちょっと身近に感じにくい“配当金”について、家族みんなで考えてみましょう。
株を持ってるだけでお金がもらえる?
企業が利益を出すと、その一部を「配当金」として株主に分けることがあります。
たとえば、あなたが1株1,000円の株を10株持っていたとして、その企業が1株あたり50円の配当金を出すと、10株×50円=500円があなたに支払われるのです。
でも実はこれ、“ごほうび”というよりは、“出資(しゅっし)に対するお礼”というほうが近いかもしれません。
配当金ってどうやって決まるの?
配当金を出すかどうか、いくら出すかは、会社の“判断”にかかっています。利益がたくさん出ても、「もっと会社の成長に使いたい」と考える企業は、配当を出さないこともあります。
一方で、「株主にきちんと利益を還元したい」と、安定的に配当を出し続ける企業もあります。
そうした会社は“配当利回り(はいとうりまわり)”が高いといわれ、投資家から人気があるんです。
配当ってどうやってもらうの?
では、実際に配当金はどうやって受け取るのでしょうか?
ロキ兄さんがスマホで証券口座を開いて見せてくれました。
なるほど、特別な手続きは必要なく、株を保有していれば自動的にもらえるんですね。
ただし「配当金がもらえる権利がある日(権利確定日)」に株を持っている必要があるので、タイミングも大事です。
配当が多いほどいいの?
というのも、企業が無理をして高配当を出していると、そのぶん将来への投資ができなかったり、業績が悪化してしまったときに減配(げんぱい)──つまり配当が減る──リスクもあるんです。
長く投資を続けるには、「配当が安定して続くかどうか」にも注目するのがポイントです。
家族で話し合いたい「もらう」と「育てる」
リビングでの家族会議では、「もらうお金」と「育てるお金」についても話が広がりました。
・配当金は“もらう”ことで家計を助ける
・でも、再投資すれば“育てる”力にもなる
たとえば、配当金をまた株の購入に使えば、資産全体が少しずつ増えていきます。これを「複利(ふくり)」の力といいますね。
おわりに|“ただのお金”じゃないからこそ
配当金って、最初は「ただもらえるラッキーなお金」に見えるかもしれません。でも、その裏には会社の戦略や、社会の動き、私たちの判断がたくさん関わっているんですね。
もらえるお金には、意味があります。
だからこそ、もらう理由を“自分の言葉で説明できる”ことが大切かもしれませんね。
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