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干支アノマリーに学ぶ!相場を彩る“十二支の格言”
こんにちは、『えすふぁみ☆家族で株投資』です。
水曜日は「マネー雑学」。今回は、日本の相場にまつわるユニークな知恵「干支アノマリー」をご紹介します。
十二支ごとに株価の傾向を表した格言があり、古くから投資家に語り継がれてきました。
もちろん科学的な根拠があるわけではありませんが、歴史的な出来事と重なる部分も多く、投資の世界では話題に上ることが少なくありません。
干支アノマリーの代表的な格言
まずは十二支にまつわる代表的な格言を整理してみましょう。
辰巳天井(たつ・み年):辰年・巳年は相場が天井をつけやすい年。過去のバブル期のピークもここに当てはまります。
午尻下がり(うま年):午年は年後半に株価が下落しやすいとされ、実際にバブル崩壊の年も午年でした。
未辛抱(ひつじ年):未年はじっと耐える年。大きな値動きがなく辛抱強さが求められると言われます。
申酉騒ぐ(さる・とり年):申年・酉年は相場が荒れやすく、上げ下げの激しい展開になりやすい年。
戌は笑い(いぬ年):戌年は安定感があり、比較的堅調で投資家が笑顔になれると言われます。
亥固まる(いのしし年):亥年は大きな動きは少なく、相場が落ち着きやすい傾向。
子繁盛(ね年):子年は活気にあふれ、株価が堅調に推移しやすい年。
丑つまずき(うし年):丑年は株価が下落しやすく、注意が必要な年。
寅千里を走る(とら年):寅年は大きく値が動き、相場が荒れる年。
卯は跳ねる(う年):卯年は株価が跳ね上がりやすく、強気相場になることが多いとされます。
歴史を振り返ると?
これらの格言は単なる言い伝えではなく、歴史的な出来事と結びつく例も多くあります。
辰年・巳年(天井):バブル絶頂期(1989年・平成元年)は巳年でした。
午年(尻下がり):1990年、バブル崩壊が始まったのは午年。
丑年(つまずき):リーマンショックの余波を引きずった2009年も丑年。
卯年(跳ねる):2011年は大震災で下落しましたが、その後の卯年は跳ね返す相場も。
干支ごとの平均株価傾向
統計的に見ても、いくつかの干支は特徴的です。
辰年は平均上昇率が高い:バブル高騰期も重なり「辰は強い」というイメージが残ります。
丑・午年は下落傾向が多い:歴史的な大きな下落が重なっているため「要注意年」として意識されやすいです。
巳年は大きなリバウンドや天井を形成:印象的な値動きが記録されています。
もちろん毎年必ず当てはまるわけではありませんが、投資家心理に影響を与えることもあります。
家族でアノマリー談義
こうした干支アノマリーを家族で話題にしてみると、投資をもっと楽しく学べます。
格言を知ると相場をユーモラスに捉えられ、投資のハードルが少し下がります。
まとめ|“干支の知恵”をどう活かす?
干支アノマリーは、科学的に未来を予測するものではありません。
ただし「相場は循環する」「人の心理は繰り返す」という投資の真理を象徴しています。
干支ごとの格言を知ると、相場を俯瞰的に見られる
歴史と照らし合わせると、投資の教訓が浮かび上がる
家族で話題にすれば、投資教育としても役立つ
相場の格言を楽しみつつ、冷静で長期的な投資姿勢を忘れないようにしましょう。