金融

中国の不動産市況低迷で日本株に資金殺到、ETF取引停止ってあり?

こんにちは!ロキ兄さんです。

日本株の年明けからの上昇でバブル後新高値!?と思っていましたが、36,000円を割って下落してきました。

やっぱり短期的に予想するのは難しいなーと思いつつ、中国関連で気になるニュースがあったので一緒に勉強したいと思います。

中国の不動産市況と日本株の資金流入

上海証券取引所では、不動産市況の低迷や株価の低迷により、投資家が日本株に注目し、連動するETF(上場投資信託)への買いが殺到しています。その結果、17日に続いて一部の銘柄の取引が一時停止される事態が発生しました。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000333271.html

中国では不動産市況が低迷し、株価も低迷している中、投資家たちは34年ぶりの高値をつけている日本株に資金を振り向けています。

昨年末から約6%も値上がりしている日経平均株価が注目を集めており、一部のETFはその上昇率を大きく上回り、取引が一時停止されるなどの異常な状況が生じています。

おそらく中国政府からすると自国のお金が他国に流れるのを阻止したい&これ以上中国株が下がるのを避けたいのではないでしょうか。

16日の取引時間中には、一時的に3割近い値上がりが記録されるなど、市場の熱気が過熱していることがうかがえます。

運用会社の警告

この急激な上昇に対して、運用会社は投資家に警告を発しています。中国のある運用会社は、「市場での取引価格はファンドの基準価額に比べて大幅に高く、かなりのプレミアムが生じている。やみくもに投資すれば、重大な損失を被る恐れがある」と注意を喚起しています。

ロキ兄
ロキ兄
ではなぜ今中国人は海外株(日本株や米国株)に投資しているのでしょうか?

 

中国ではここ3年ほど長期的に株価が下落しています。中国当局が株式市場の急落を阻止するため大胆な支援策をするとのニュースも報道されました。

ですが、大胆な支援策に対し、投資家の不信感が広がっています。中国当局は株式市場の安定化のために香港取引所を通じて本土株を買い入れるなどの大規模な支援策を検討しています。しかし、これまでの支援策が成功に結びつかなかった歴史(2015年にも同じことを行い下落は止まらず)や経済の根本的な修復の必要性が、投資家の懐疑的な姿勢を形成しています。

投資家らは、株式市場の信頼回復には経済政策や政治環境の改善が欠かせないと指摘しています。大型の刺激策がなければ、単なる株式の買い介入では持続的な相場上昇は難しいとの見方が広がっています。

中国本土株が長期にわたり低迷しており、これが世界のポートフォリオに占める割合が急速に縮小している状況です。それを受けて好調な日本株への買いが進みバブル以来の株高という結果になっているようです。

ですが、今回のように日本株ETFへの取引停止などのような強引な手法を取れるのが中国の強みです。なので個人的には中国マネーによる日本株バブルはこないかなーなんて思っています。

ロキ兄
ロキ兄
日本株の海外投資家割合で一番多いのは欧州の人らしいよ

海外投資家の動向によって日本株は大きく影響される(特に日経平均)のは間違いありませんが、個別株を見る時はあまり気にすぎない方がいいかもです。

 

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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