本日も株式市場の動向と注目ニュースをゆる~く語っていきます。
目次
本日(2/24)の日経225
本日の日経平均株価は、前日比+349円(+1.29%)の27,453円という結果でした。
今日の日経平均は前日比40円高と小反発してスタートした後、徐々に上げ幅を広げました。
午前9時半過ぎに衆院で植田氏の所信聴取が始まり、現在の金融政策について「副作用をもたらしているが、経済・物価情勢踏まえると必要かつ適切な手法」と発言。
当面は金融緩和が継続する(利上げを行わない)との思惑が広がり、指数は300円超高まで上値を伸ばしました。上値では利益確定売りも出て、昼頃にかけて上昇はひと段落。
昨日のエヌビディアの決算を受けて、半導体関連株が大きく上昇。逆に金融緩和の継続予想で、金融株が下落でした。
東京エレクトロンとアドテストの2銘柄で日経平均を160円程度押し上げました。植田氏の所信聴取からはあまり動かずという1日でした。
ロキ兄さんが興味をもった銘柄
NVIDIA-エヌビディア-(NVDA)
NVIDIA-エヌビディア-(NVDA)は、米国の半導体メーカーであり、1993年に設立されました。半導体の中でも特にGPU(ゲームの映像に使われる)を汎用計算用途に拡張したGPGPUの設計に特化しています。
GPGPUは、コンピュータグラフィックスだけでなく、シミュレーションの一部、暗号解読や仮想通貨のマイニング、機械学習やニューラルネットワークといった人工知能(AI)の一部の分野などと相性が良いものです。
昨日発表された決算によると、売上高や純利益は減収だったもののアナリスト予想より上回る結果に。
特に売上高が大きいのは、自動車部門とデータセンター部門、ゲーム部門でした。それらはアナリスト予想よりも10%以上高いという結果に。
ChatGPTの普及などもあり、AIと相性の良いNVIDIA-エヌビディア-はますます収益を増加させると期待されています。
Kabutan
そんなNVIDIA(エヌビディア)の株価は前日比+29ドル(+14.02%)、236ドルと大幅上昇しました。
昨年末に140ドル台に下落したことを考えると、わずか2ヶ月で100ドル近い上昇。今後もAIの普及がさまざまな分野で広がっていくと考えると、とても有力な銘柄かと思います。
ロキ兄さんが興味をもったニュース
YCCは正常化方向に見直しも、基調物価見通し改善なら=日銀総裁候補(ロイター通信)
日銀総裁候補の植田和男元日銀審議委員は24日、衆院議院運営委員会で、黒田東彦総裁の下で行ってきたイールドカーブ・コントロール(YCC)について「基調的な物価見通しが一段と改善していく姿になっていけば、正常化方向での見直しを考えざるを得ない」と述べました。
現在はさまざまな副作用が生じているものの「2%目標の実現にとって必要かつ実質的な手法だ」とのこと。
総裁に就任すれば、政府と密接に連携しながら経済界の取り組みや政府の諸施策と相まって「構造的に賃金が上がる状況を作り上げる」と表明。
一時的でなく、持続的・安定的な物価上昇を実現したいと述べました。
所信聴取からは、早急な金融引き締めなどは無さそうです。金融引き締めがあれば短期的に稼げる相場がくるかもですが、金融緩和の方が長期的には景気が良くなるというジレンマです。今後も日銀の動きには注目!