目次
なぜ「おみせやさんごっこ」が金融教育に最適なの?
リコ
おみせやさんごっこって、小さい頃よくやったけど…それが金融教育になるの?
母
実は「おみせやさんごっこ」には、お金の本質的な仕組みが全部入っているのよ。「売る・買う・値段をつける・おつりを計算する・稼いだお金をどう使うか」、大人が投資で考えることの入口が全部詰まっているの。
ロキ兄
特に大事なのが「お金は”ありがとう”の交換」という概念。お店の人が一生懸命作ったものを「いいな」と思ったお客さんが、感謝の気持ちとしてお金を渡す。このシンプルな体験が、「なぜ働くとお金がもらえるのか」という理解につながるんだよ。
父
会社の役員として言うと、ビジネスの本質もまさにそれだ。誰かの役に立つ・喜んでもらえることをした対価として、お金が流れる。子どもの頃にこの感覚を身体で覚えた人は、大人になってもお金の使い方が健全なことが多い。
えすふぁみ家流「おうちおみせやさんごっこ」のやり方
特別な道具は不要です。今日から家の中でできる、えすふぁみ家流のセットアップを紹介します。準備するもの
- 🪙 おもちゃのお金(なければ折り紙で作ったコインでOK)
- 🏷️ 値札カード(紙とペンで手書き)
- 🛍️ 「商品」になるもの(おもちゃ・本・お菓子・手作りクーポンなど)
- 📦 お店のレジ代わりの箱1つ
ゲームの流れ(所要時間:約30〜60分)
ロキ兄
まず親と子どもで役割を決める。最初は「子どもがお店屋さん、親がお客さん」がおすすめだよ。
リコ
子どもがお店側なんだ!買う側じゃなくて売る側から始めるの、面白いね。
ロキ兄
そう。「値段をつける」という経験が大事なんだ。子どもは「これいくらにしようかな?」と考えるとき、初めて「価値って何だろう」という疑問に向き合う。
母
「3つの箱」への分け方は、子どもが自分で決めることが大切よ。「全部使う!」と言っても最初はOK。「貯めたらどんないいことがあるか」を対話で引き出してあげるの。
年齢別:こんな「質問」で深めよう
おみせやさんごっこの後、年齢に合わせた問いかけをするとさらに学びが深まります。4〜6歳:「なんでお金でものが買えるの?」
ロキ兄
「みんなが”これはこのくらいの価値があるね”って約束しているから」と教えてあげよう。難しければ「みんながうれしいって思うものには、お金を払うんだよ」でOK。
7〜9歳:「どうして値段が違うの?」
母
「作るのに時間がかかったものは高い」「たくさんある(希少じゃない)ものは安い」という「価値と希少性」の話ができるわ。似顔絵(時間がかかる)とシール(大量にある)を比べてみるといいわよ。
10〜12歳:「稼いだお金、どうやって増やす?」
ロキ兄
ここで「投資」の話ができる。「稼いだお金でさらにいい商品を仕入れて(投資して)、もっと売れるお店にする」という考え方は、まさにビジネスと株式投資の入口だよ。
父
「お金を使ってさらにお金を生む仕組みを作る」が投資の本質だ。おみせやさんごっこの「売上でもっといい材料を買う」という行動は、その縮小版そのものだよ。
「おみせやさんごっこ」が株主優待とつながる
リコ
あれ、今週の金曜で「株主優待」の話をしたばかりだけど…おみせやさんごっこって、株主優待とつながったりする?
ロキ兄
つながるんだよ!株主優待って、会社が「お客さんである株主に感謝してサービスを贈る」行為でしょ。おみせやさんごっこで「常連のお客さんには少しおまけする」という経験を子どもにさせてみよう。「株主優待はそれと同じだよ」と説明すると、すごく理解しやすくなるんだ。
母
「会社を応援(株を買う)してくれた人に、会社からのお礼が届く」ということが、体験として腑に落ちるのよね。知識として覚えるより、ずっと記憶に残るわ。
「お金は汚いもの」という感覚を子どもに持たせないために
父
日本では「お金の話をするのははしたない」という文化が根強い。だが投資家目線で言うと、この感覚が若い世代の資産形成を遅らせている大きな原因の一つだ。
母
FPとして多くの家庭を見てきたけれど、子どもの頃からオープンにお金の話ができた家庭の子は、大人になってもお金との関係が健全なの。「お金について話す=当たり前のこと」という空気を、家庭から作ることが大切よ。
リコ
えすふぁみ家みたいに、家族でお金の話を普通にできる環境って、すごく恵まれてたんだなって改めて思う。おみせやさんごっこはその第一歩になりそう!
ロキ兄
そう。難しい投資の話より、まず「お金って楽しいもの・大事なもの」という感覚を育てることが先。おみせやさんごっこはその最高の入口になるよ。
今日のまとめ
- 「おみせやさんごっこ」には稼ぐ・使う・貯める・投資するというお金の本質が全部詰まっている
- 「お金は”ありがとう”の交換」という概念が、働く意味・お金の価値・投資の本質すべてにつながる
- まず子どもを「売る側(お店屋さん)」にすることで、価値と価格を考える力が育つ
- 売上を「使う・貯める・増やす」3つの箱に分ける習慣が、将来の家計管理の土台になる
- 年齢に合わせた問いかけで「価値・希少性・投資」という概念を自然に学べる
- 家庭でオープンにお金の話をする文化を作ることが、子どもの長期的な資産形成につながる
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。
















