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家でできる!親子で株の体験ワークショップ
こんにちは、『えすふぁみ☆家族で株投資』です。
土曜日は「子どもとお金」をテーマにお届けしています。
今回は、家庭でできる「株の体験ワークショップ」の作り方をご紹介します。
投資や経営というと難しく感じるかもしれませんが、実はちょっとした工夫で、子どもでも“楽しくリアルに”体験できるんです。
「おこづかいをどう使うか」「お金がどう回るか」を、自分の手で実感する絶好のチャンスです。
1. テーマを決めよう
まずは体験の中心となるテーマを決めましょう。
おすすめは「レモネード屋さん」や「クッキーショップ」など、子どもが想像しやすい“身近なビジネス”です。
実際に“株式会社ごっこ”として、会社名やロゴを考えるところからスタート。
紙にタイトルを書いたり、手作りの看板を作ると一気に盛り上がります。
2. 役割を分けてみよう
次に、家族で役割を分担します。
子ども:社長(経営者)や株主(投資家)
親・兄弟:投資家役やお客さん役
人数が多いほどリアルになります。
こうして役割を演じることで、子どもは自然に「お金を出す人」「お金をもらう人」「働く人」の関係を体感できます。
3. 株を発行して“資金調達”を体験
ここからがワークショップの本番です。
「会社カード」を作って、会社名・事業内容・発行株数を書き込みましょう。
例:
株式会社レモレモ
発行株数:100株
1株=100円
投資家(親や兄弟)は、おもちゃのお金や紙幣カードを使って株を購入。
子ども社長は、集まったお金を元に“ビジネスの準備”を始めます。
この段階で、“資金を集めて事業を始める”という流れを、自然に学ぶことができます。
4. 売上・利益を計算してみよう
次は販売のフェーズです。
お客さん役が「レモネードを1杯100円で買う」と仮定して、売上と経費を計算します。
たとえば——
レモン仕入れに300円
氷とカップ代で200円
売上が800円
→ 利益は「300円」!
このプロセスで、子どもは“売上と利益は違う”ことを実感します。
数字が動くと、経済の仕組みがぐっとリアルになりますね。
5. 配当と株価の変動を体験
利益が出たら、次は「配当」の出番です。
利益の一部を株主(投資家)に分けてあげましょう。
「1株につき10円の配当」として、投資家におもちゃのお金を配ると、“株主は応援する人”という意味が伝わります。
さらに、会社の人気や成績に応じて株価を上げ下げするルールを追加すれば、“株価変動”も学べます。
6. ワークショップ成功のコツ
このワークショップを楽しく続けるためには、ちょっとした工夫がポイントです。
図やカードを使って視覚的に説明:株主・社長・お客さんの関係を図で見せる
「株とは?」を最初に紙芝居風に紹介:短い説明で理解を助ける
ルールは柔軟に:遊びの延長でOK!
最後に振り返りを行う:「どうだった?」「何が面白かった?」と話す
まとめ|“遊びながら投資を学ぶ”がいちばんの近道
お金の教育は、“数字を覚えること”より“体験してみること”が大切です。
親子でワークショップを行うことで、
株式の仕組み(会社を応援するとは何か)
利益や配当の流れ
お金を動かす責任と楽しさ
を自然に学べます。
家庭のリビングが“小さな証券取引所”になる日——。
遊びながら学ぶ、最高の“お金の授業”を始めてみませんか?

















