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親子で学ぶ!企業見学と株主体験のリアルな価値
こんにちは、『えすふぁみ☆家族で株投資』です。
土曜日は「子どもとお金」をテーマにお届けしています。
前回は証券口座を開設して、親子で投資体験を行う流れをご紹介しました。今回はさらに一歩進んで、投資先の企業を実際に見学・体験するプログラムについてご紹介します。
机の上の数字ではなく、「現場で働く人の努力や工夫」に触れることで、投資や株主としての意識がぐっと身近になるのです。
1. 親子で「企業見学」&応援体験
投資信託会社のコモンズ投信が行う「こどもラストセミナー」では、投資先の企業を親子で実際に訪問できるプログラムがあります。
例えばセブン&アイの研修センター
子どもたちはエプロンや帽子をかぶり、「お寿司作り」や「レジ打ち」「商品陳列」といったワークショップに参加します。社員の方々が衛生管理やお客様への対応方法を丁寧に教えてくれ、子どもたちはワクワクしながら体験。
子どもたちは「どうして商品をこの位置に置くと売れるのか?」「鮮度を保つにはどんな努力をしているのか?」と疑問を口にし、社員さんとの対話を通じて「企業努力」の意味を肌で感じます。
2. 投資=数字ではなく「人と社会」
多くの人にとって投資は「株価の数字」や「チャートの動き」のイメージが強いですが、実際は違います。
企業の現場
働く人の努力や工夫
商品やサービスの価値
こうしたリアルな社会の中で、投資の意味が生まれます。企業を直接見学すると「株主=その企業や社会を応援する立場」という本質を自然に理解できるのです。
3. お金の重みを感じる「体験型金融教室」
企業見学と並んで人気なのが、体験型金融ワークショップです。
模擬札束で「1億円の重み」を体感
子どもたちが驚くのは、模擬札束(本物同様のサイズと重さ)を実際に持つ体験。
この体験をきっかけに、親子で「このお金なら何ができる?」「どうやって大事に使う?」と具体的な話し合いが生まれます。
数字上の概念だった「お金」が、手の感覚を通して“リアル”になる瞬間です。
4. 「体験×対話」で育つ金融リテラシー
こうしたプログラムの大きな魅力は、「体験」と「対話」が組み合わさっていることです。
子どもは五感で「現場」を体感する
親は解説や質問で理解を深める
家族全員で「お金と社会」をテーマに会話できる
単に知識を教えるだけではなく、体験を通じて「社会の仕組み」や「お金の役割」を理解していくのです。
5. 教育効果のまとめ
企業見学や金融体験ワークショップには、次のような教育効果が期待できます。
企業努力の理解:商品やサービスの裏にある工夫を知る
社会とのつながり:企業活動が社会を支えていることを実感
お金の重み:実物に触れることで価値を体感
親子の対話:投資やお金を自然に話し合える環境づくり
まとめ|投資は“応援の気持ち”から始まる
投資を通じて子どもが学ぶのは、単なる利益の追求ではありません。
企業がどんな努力をしているのか
社会の中でどんな役割を果たしているのか
お金をどう使えば人や暮らしを豊かにできるのか
そうした「応援の視点」や「お金の本質」を、現場体験や対話を通して自然に身につけていくことができます。
親子で体験する企業見学や金融ワークショップをきっかけに、家庭で“お金と社会”について語り合ってみてはいかがでしょうか。