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革新と多様性を誇る輸送用機器のリーディングメーカー!ヤマハ発動機(7272)【ロキ兄/注目銘柄】

ロキ兄
ロキ兄
こんばんは、ロキ兄さんです。

本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。

注目銘柄!ヤマハ発動機(7272)

概要

ヤマハ発動機株式会社は、静岡県に本社を構え、その革新的なアプローチと多様な製品ラインナップで輸送用機器の製造においてリーディングカンパニーとしての地位を築いています。

リコ
リコ
ドレミファソーラファ ミ・レ・ド♪
ロキ兄
ロキ兄
それはヤマハ音楽教室!今回はヤマハ”発動機”!

世界的なオートバイ市場での二輪車の売上規模は世界第4位を誇り、船外機やウォータービークルの販売台数は世界トップとなっています。

今回はヤマハ発動機の歴史と事業内容、決算情報とチャート分析についてご紹介します。

ヤマハ発動機の歴史

飛行機用プロペラと関連機器の製造から始めた日本楽器製造(現在のヤマハ、本社: 静岡県浜松市)が、技術と製造設備の平和利用を目指し、内部でオートバイの生産を開始したことに端を発します。

1955年、日本楽器製造から分離され、オートバイ製造販売業として独立しました。

 

ヤマハ発動機は、自動車関連の分野でもその技術力と創造性を発揮しています。

1966年には、ヤマハがトヨタ・2000GTへの技術供与を行い、両社の連携が始まりました。

1984年には、アメリカのフォード・モーター自動車とエンジン供給の仮契約を締結し、国際的な提携を展開していきました。

さらに、ヤマハ発動機は車体性能向上装置である「パフォーマンスダンパー」や相互連携ショックアブソーバシステムなどの開発にも取り組んでいます。

 

2005年度の決算において、ヤマハ発動機の売上高はヤマハと比較して倍以上の数字を記録しています。

この時価総額の差異と、ヤマハがヤマハ発動機を持分法適用会社としている状況から、ヤマハ発動機は間接的な買収の対象となりやすい状況にありました。

そのため、2007年にヤマハはヤマハ発動機の株式を売却し、ヤマハ発動機はヤマハの持分法適用から外れました。一方で、ヤマハ発動機はヤマハの株式5%を取得することとなりました。

ロキ兄
ロキ兄
買収されるのを防いだんだね。分かれてから大きくなるのはトヨタさんも同じだね

 

2016年には、二輪車最大手のホンダとの提携を発表し、国内の排気量50ccのスクーターの生産や開発を検討しました。

また、2016年12月には富士重工業(現・SUBARU)との提携を発表し、汎用エンジンの一部技術資産と米国販売子会社を受け継ぎました。

ヤマハ発動機は、産業用ドローンのベンチャー企業との提携を実現し、農機の散布ドローンの開発・販売を行いました。また、産業用ロボットの遠隔管理システムパッケージをヤマハと共同開発し、FA領域でのIoTビジネスに本格的に進出しました。

このような革新的な取り組みと多様な提携によって、ヤマハ発動機は産業界においてその存在感を拡大させています。

リコ
リコ
ドローンも開発してるなんて知らなかった!

事業内容

ヤマハ発動機は、その歴史の中でパワートレイン技術や車体・艇体技術を核として、さまざまな分野でコア・テクノロジーを発展させ、多軸化とグローバル展開に取り組んできました。これによって、幅広い領域で優れた製品を提供しています。

ランドモビリティ

ヤマハ発動機は、二輪車の開発を原点とし、多彩な車両を提供しています。これには以下の製品が含まれます。

二輪車: オートバイはヤマハ発動機の象徴的な製品であり、そのデザインと性能は業界の基準を常に引き上げてきました。

ATV(四輪バギー)・ROV(レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル): アウトドア愛好者向けに、頑丈で優れた操縦性を持つ車両を提供しています。

スノーモビル: 寒冷地向けに開発されたスノーモビルは、雪上を高速で駆け抜ける楽しさを提供します。

電動アシスト自転車: エコロジカルで便利な電動アシスト自転車は、都市での移動手段として広く愛用されています。

電動車いす: ヤマハの技術が、身体の不自由な方々の生活をサポートする電動車いすにも活かされています。

マリン

ヤマハ発動機は海と湖でのアクティビティに対する製品も提供しています。

マリンエンジン: 船外機やボート用エンジンは、優れた性能と信頼性を持ち、海や湖での冒険を支えます。

ボート: ヤマハのボートは安全性と楽しさを兼ね備え、水上での楽しい時間を提供します。

ウォータービークル: 湖や海でのスリリングな体験を提供するウォータービークルもヤマハ発動機のラインナップに含まれます。

プール: プール用のエンジンや機材もヤマハのマリン部門の一環として展開されています。

このほかにも、ロボティクス分野、金融サービス、ゴルフカー、自動車用エンジン、発電機、除雪機、部品・用品、プレジャーボート係留施設、浄水装置、レーシングカートエンジンなど、幅広い分野で活躍しています。ヤマハ発動機は、多様な技術と商品群を通じて、人々の生活とアクティビティを豊かにする存在として、その歴史を刻み続けています。

最新の決算

ヤマハは8月8日に第2四半期決算を発表しました。

ヤマハ発動機は過去最高の売上高と営業利益を達成しました。売上高は前年比115%増の1兆2,264億円、営業利益は同139%増の1,428億円に達しました。特に二輪車やマリン関連の分野では出荷増加により増収・増益を実現しましたが、ロボティクス分野では中国市場の低迷により減収・減益となりました。それでも、総じて増収増益の実績を収めました。

今後の展望に関しては、新興国における内需の堅調さが予想されています。また、半導体の調達状況の改善が見込まれ、プレミアムモデルの生産が追い風を受けるでしょう。物流費の減少や原材料費の高騰の収束も期待され、新興国における二輪車の需要回復や大型船外機の堅調な動向も業績の収益力強化に寄与するでしょう。ただし、SPV市場は調整の局面にあり、ロボティクス市場の回復は次の期にずれ込む見込みです。ヤマハ発動機は引き続き損益分岐点経営を推進し、業績を安定させる取り組みを続けていく計画です。』

売上高:1兆2264億円 (+14.7%)

営業利益:1,427億円 (+39.4%)

経常利益:1,447億円(+25.4%)

純利益:1,052億円 (+26.9%)

リコ
リコ
決算いいね、売上がこんなにあるんだ!

ヤマハ発動機は、株主への還元も強化しています。年間配当は145円に増配され、株主の信頼と投資に対する報酬となる取り組みが行われています。

母
増配きたぁぁ!!

また、今後の見通しについては修正があり以下のようになっています。

売上高が約+11.2%、営業利益が約+11.2%、経常利益が約+4.5%、純利益が約+3.2%となっています。

ロキ兄
ロキ兄
業績◎!この調子で頑張って欲しいですね

チャート分析

MARKET SPEED

週足10年チャートを確認すると、下は1,100円から上は4,290円の範囲で推移しています。

そこそこ値幅が大きい銘柄です。

2020年に底値をつけたところから長期目線で上昇トレンドになっています。

今回の決算も良く見通しも上方修正となっています。

 

テクニカル指標で見るとRSIは標準、ボリンジャーバンドも標準あたりを示しています。

ストキャスはデッドクロスを形成しての下げ。

パラボリックは6月から上昇トレンドのままを示してます。

一目均衡表の雲は3,150円付近にあり、下値の抵抗線もその付近を示しているのでそこを割らない限りは上昇トレンドのままかな。

ロキ兄
ロキ兄
3,300円あたりまでには反発して欲しいなぁ
母
お母さんは株主優待目当てで持ってるよ
ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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