こんにちは、「えすふぁみ☆家族で株投資」です。
木曜日はニュース深掘りの日。
今日は、2025年の米国市場を振り返りながら、
「なぜ今年の相場はこんなにも激しかったのか?」
そして
「私たち家庭投資家は、ここから何を学ぶべきか?」
を整理していきます。
結論から言えば、2025年の米国株は
「政治(トランプ関税)」と「AI熱狂」
この2つに翻弄された、極めて異例な1年でした。
目次
1. 2025年米国株の二面性──4月の絶望と、その後の狂乱
まずは、今年の相場を一言で表すなら何でしょうか。
実際その通りでした。
● 4月:関税ショックで“弱気相場寸前”
2025年4月、トランプ前大統領による強硬な関税発言をきっかけに、
米国株は一気にリスクオフへ。
S&P500は急落
ナスダックは一時15%近い下落
VIX(恐怖指数)は急騰
「このまま弱気相場入りか?」
という空気が、市場全体を覆いました。
● その後:AIブームで一転、最高値更新
ところが、関税延期が示唆されると流れは急変。
5月以降、AI関連株を中心に資金が一気に戻り、株価はV字回復。
結果として、
👉 年初来+16%
👉 一時15%安からの完全復活
という、信じがたい1年になったのです。
2. 市場を象徴する「6つのチャート」を読み解く
ここからは、2025年の相場を象徴するポイントを整理します。
① 4月は“資金流出の分水嶺”
トランプ関税の影響で、
ナスダック100連動ETF(QQQ)などから巨額の資金流出が発生。
しかし関税延期が見えると、
5月には一転して急速な資金流入。
② 迷走する目標株価
主要銀行は一度、目標株価を大幅に引き下げたものの、
株価が想定以上に上昇したため、再び上方修正。
これは2020年のコロナ禍以来の
予測不能な相場だったことを意味します。
③ バブル警告と強気予想の同居
著名投資家は「バブル警戒」を表明
一方で、企業利益は2027年まで成長加速という予測
不安と期待が、同時に存在していました。
④ マグニフィセント・セブンへの一極集中
S&P500上位10銘柄で、**指数の約40%**を占める異常事態。
つまり、
👉 「指数を買えば分散される」
という常識が通用しにくい1年でした。
⑤ アクティブ運用の苦戦
指数上昇の約45%を、巨大ハイテク7社が占有。
結果、
👉 8割近いアクティブファンドが指数に敗北
👉 2016年以来の厳しさ
「個別株を選ぶ難しさ」が際立ちました。
⑥ 米国例外主義の陰り
米国株は回復したものの、
カナダ
英国
日本
ドイツ
といった主要国指数には劣後。
皮肉にも、
米国の政治的不確実性が、他国市場を押し上げた
という構図でした。
3. えすふぁみ流・家族会議で考える投資のヒント
ここで、えすふぁみ家の家族会議。
● AIは“熱狂”から“実力勝負”へ
OpenAIへの過度な期待は一服し、
今は
インフラ側
収益性がある企業
体力のある企業
が評価される局面に。
● リスク管理の大切さ
ビットコインが先に崩れたように、
リスク資産は常に“炭鉱のカナリア”。
どこまで下がるか
下がったらどうするか
を事前に考えておくことが、何より重要です。
● 長期投資の哲学
短期のノイズに振り回されず、
企業の利益と競争力を見る。
それが、家族で続ける投資には欠かせません。
4. まとめ|ロキ兄さんの結論
最後に、今日のまとめです。
✔ 2025年は「指数が強すぎた年」
政治とAIが極端な値動きを生みました。
✔ 2026年は「銘柄選択の時代」へ
来年以降は、
👉 本業が強い企業
👉 地味でも稼げる企業
が評価されやすくなる可能性があります。
✔ 投資は生き方
ジェットコースターのような相場でも、
未来のために木を植え続ける。
それが、えすふぁみ流・家族投資のゴールです。

















