たくさんの中から、どう選ぶ?
こんにちは!『えすふぁみ☆家族で株投資』へようこそ!
つみたてNISAやiDeCoを始めてみたけれど、
「投資信託って種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
証券口座には何百ものファンドが並んでいますが、その中から「自分に合ったもの」を選ぶには、いくつかの見ておきたいポイントがあります。
今回は、初心者の方でもやさしく選べるよう、5つの視点で整理してみましょう。
前回のお話!

投資信託を選ぶときの5つのポイント

① 信託報酬は低い?|“ずっとかかる”コストを見逃さない
投資信託には、運用をお願いするための「信託報酬」という費用がかかります。
これは、ファンドを保有している間ずっと差し引かれるもので、実質的な“毎年の手数料”です。
信託報酬が高いと、知らないうちにコストがかさみ、長期的なリターンが目減りしてしまうことも。
目安としては「年0.2%以下」だと低コストファンドの部類です。
「eMAXIS Slim」シリーズなどは、この点で人気があります。
② 純資産残高は十分ある?|“続いている”ファンドを選ぶ目安
「純資産残高」とは、そのファンドに集まっている投資家のお金の総額です。
これがある程度の規模(たとえば50億円以上)あると、運用が安定していると判断できます。純資産がしっかりある=多くの人に選ばれていて、“なくなりにくい安心感”がありますね。
残高が少ないファンドは、繰上げ償還(途中終了)になるリスクもあるため、注意が必要です。
③ 投資対象と内容がわかりやすい?|“何に投資しているか”を知ろう
投資信託は、「株式」「債券」「不動産」「先進国」「新興国」など、さまざまな資産に投資しています。
商品名だけではわかりにくいこともありますが、概要欄や目論見書の最初のページを見ると、
「どこの国の、どんな資産に投資しているのか」が書かれています。
例:
「国内株式型」…日本企業の株に投資
「全世界株式型」…世界中の株に分散投資
「バランス型」…株や債券など複数に分散
「なんとなく良さそう」で選ぶと、値動きがあったときに不安になりやすいです。「中身がわかるもの」「自分が理解できるもの」を選ぶのが、安心して続けられるコツです。
④ インデックス型か、アクティブ型か?|運用方針のちがいを知る
投資信託には、大きく分けて2つのタイプがあります。
インデックス型…日経平均やS&P500など、指数に連動した運用。低コストで安定。
アクティブ型…指数を上回る成績を目指して運用。成績に差が出やすく、信託報酬もやや高め。
プロが頑張って運用するアクティブ型も魅力ですが、初心者は“市場平均”を目指すインデックス型から始めるのが安心です。長期・分散投資を考えている場合は、インデックス型が基本と考えて良いでしょう。
「eMAXIS Slim」シリーズや「SBI・Vシリーズ」などが王道ですね。
⑤ 長く積み立てられるか?|“気持ちよく続けられる”商品を
いくら良さそうな商品でも、「値動きが激しくて不安になる」「内容が難しくてよくわからない」となると、結局のところ途中でやめてしまいやすくなります。
毎月の値動きが穏やか
ネットや証券口座で情報が得やすい
評判や口コミが多い
といった点も、実は大切な“続けやすさ”のポイントです。成績だけでなく、「見ていて不安にならないか?」「内容がシンプルか?」なども大切です。
いくら実績があっても、自分に合っていないと続かない=成果にならないこともあります。
初めての投資信託選びでは、次のようなファンドをひとつの目安にしてみましょう。
信託報酬が0.2%以下
純資産が100億円以上
インデックス型で全世界や先進国に分散投資している
こういったわかりやすい投資信託からはじめて、自分や家族にあった投資をやっていきましょう。
次回は、「税金と確定申告、お金を守る基礎知識」についてお届けします。
つづく!次回のお話

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