依頼 No.001:子ども2人・年収500万円の家の悩み
こんにちは!『えすふぁみ☆家族で株投資』へようこそ!
【依頼ファイル No.001】
【依頼人】タカハシさん(夫婦+子ども2人/小3・年長)
【世帯年収】約500万円(夫:正社員400万+妻:パート100万)
【住居】持ち家(住宅ローン返済中)
【悩み】「共働きなのに全然貯まらない…何を見直せばいいですか?」
【分析】収支のバランスを見てみよう
タカハシ家の家計(ざっくり)
月収:約35万円(手取り)
住宅ローン:10万円
食費・日用品:8万円
保育料+学童:3万円
習い事(2人分):2万円
車関連(ローン・保険・ガソリン):3万円
通信費・光熱費:3万円
小遣い・娯楽・その他:3万円
→ 毎月の貯蓄:ほぼゼロ or 数千円
一見、「ムダ遣いはしていない」のがこの家庭の特徴。
食費は子ども2人に加え、大人の昼食代などを含めて月8万円。決して贅沢ではなく、むしろ堅実な水準です。住宅ローンも月10万円は平均的で、通信費や光熱費も特別高いわけではありません。
それでも貯まらない理由は、「気づきにくい固定費の積み重ね」にあります。
たとえば車。地方在住でクルマ必須の家庭も多いとはいえ、ローンの返済・保険・ガソリン・メンテナンスを含めて月3万円は大きな負担。しかも今後、車検や買い替えなどさらなる出費が控えている可能性も。
維持費がかかる中古車に乗り続けるか、燃費のいい軽に替えるか、もしくは家族で“1台体制”にするか…こうした選択の先延ばしが、家計の足かせになります。
もう一つは習い事。サッカーや英語など、将来につながるスキルを学ばせたい親心は自然なこと。しかし「月1万円×2人=年間24万円」は、実は教育費のなかでも重い部類。しかも、まだ小学生・未就学児の段階でこの水準ということは、今後さらに支出が増える可能性を秘めています。
また、支出項目として「娯楽費」「こづかい」「その他」に月3万円をあてているものの、具体的な使いみちが不明確なのも要注意。支出に“意図”がないと、満足感よりも“お金が消えた感”が強くなり、心理的な負担も残ります。
どうしたらいいのか?
では、今の暮らしを大きく変えずに、どうすれば“未来の安心”をつくれるのでしょうか?
えすふぁみ家が出したヒントは、次の4つです。
1. 固定費の棚卸しをしてみよう
まずは住宅費・車・通信・習い事などの「自動的に引かれていく支出」に目を向けてみましょう。
ポイントは、“ゼロか百か”ではなく、“ちょっとだけ減らす”視点。
車なら「カーシェアで代用できる場面はないか」、習い事なら「週2→週1でも効果が出せないか」を検討してみてください。
2. “価値と優先度”の会話を始めよう
子どもと「この習い事、楽しい?」「何ができるようになった?」と話す時間を取ることで、“今”の投資が未来につながっているかが見えてきます。
同じ1万円でも、「必要だね」と納得できれば気持ちも軽くなります。
3. 支出を“見える化”してみる
レシートを集めて月1回「何に使ったか」ふりかえるだけで、家計への意識がガラリと変わります。
リコちゃんのように、「これ、もったいなかったかも〜」と笑える経験が、家族にとっての“お金教育”にもなります。
4. 少額でも「目的のある貯金」を始めよう
月1万円でも、旅行用・教育用・老後用など名前をつけた貯金を用意することで、支出と貯蓄に“目的の違い”が生まれます。
「この1万円で未来の楽しみを買ってるんだ」と思えるかどうかで、貯蓄の習慣化は大きく変わります。
まとめ:「“全部がんばる”は長続きしない」
タカハシ家のように、「必要なことにお金を使ってるのに、なぜか貯まらない」という家庭は多い。
でも、ポイントは“全部に100点を出さなくてもいい”ということ。
教育に集中したければ、車や娯楽を軽くする
貯蓄を増やしたければ、毎月の支出に“引き算”を入れる
家族で話しながら、“今いちばん大事なこと”を確認する
えすふぁみ探偵団は、今日も全国の“悩める家計”をそっと見守っています。
次回の依頼は――「共働き夫婦の“別会計”ってうまくいくの?」
お楽しみに!
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