目次
今週の日経平均:何が起きた?
まず今週の値動きをおさらいしましょう。- 5月25日(月):65,009円(前週末比+681円)→ 6万5,000円台を回復
- 5月26日(火):65,227円(前日比+218円)→ じわじわ上昇継続
- 5月27日(水):65,337円(前日比+110円)→ 小幅続伸
- 5月28日(木):64,693円(前日比▲306円)→ 中東緊張再燃で小幅下落
- 5月29日(金):66,329円(前日比+1,636円)→ 急反発!終値で初の6万6,000円台!
リコ
週間で約3,000円高!?しかも6万6,000円台って初めてだよね!?先週が1,879円高で、今週末も1,636円高って、もう相場の動きが激しすぎてついていけない気がする…。
ロキ兄
ついていかなくていいんだよ(笑)。ただ「なぜ動いたか」を理解する習慣は続けよう。今週の最大の主役は「米国・イランの停戦合意」だよ。
最大の材料:「米国・イラン60日間停戦合意」とは
母
先週の急落は「中東情勢の緊張再燃」が一因だったわよね。今週はそれが逆方向に動いたってこと?
ロキ兄
そのとおり。5月29日の朝に「米国とイランが60日間の停戦に合意した」というニュースが流れたんだ。これによって「中東での軍事衝突リスク」が一気に後退した。
- 🛢️ 原油価格:中東は世界の原油供給の約3割を担う地域。紛争が激化すると原油が高騰し、エネルギーコスト上昇→企業業績悪化→株安につながりやすい
- 😰 リスク回避:地政学リスクが高まると、投資家は株を売って「安全資産(円・ゴールド・国債)」に逃げる。逆に緊張が緩和すると、安全資産から株への「リスクオン」が起きやすい
父
停戦合意によって原油高への懸念が後退し、エネルギー・海運・防衛といった地政学リスクに敏感なセクターが急上昇した。同時にリスクオンの流れで株式市場全体が買われたんだ。
リコ
「停戦合意」→「原油下落」→「リスクオン」→「株高」ってつながるんだね。なんかニュースの点と点がつながってきた感じがする!
「6万6,000円台」はどのくらいすごい節目なの?
リコ
「初の6万6,000円台」って言うけど、正直なところどのくらいすごいことなの?
ロキ兄
日経平均の歴史を振り返ると、2024年春に初めて4万円台に乗って「バブル後最高値を更新!」と話題になったよね。それからわずか2年強で6万6,000円台まで来ているんだ。
父
30年以上投資をしてきたが、正直これほど短期間で指数が動いたことは記憶にない。バブル崩壊後から長かった「失われた30年」を経て、今の日本株は別の時代に入ったと感じる。
母
ただし「高い=危ない」と単純に考えるのは禁物よ。株価が高くても企業の実力(業績・利益)が伴っているなら本質的な割高ではない。大事なのは「なぜここまで上がったか」の背景を理解することね。
今週の上昇で「出遅れ銘柄」への関心も高まる
ロキ兄
今週もう一つ注目されたのが「村田製作所」だよ。MLCC(積層セラミックコンデンサ)の需要急増で最高値圏に上昇したんだ。
リコ
MLCCって何?
ロキ兄
スマホ・EV・AI向けデータセンターに欠かせない電子部品のこと。AI普及でデータセンターの建設ラッシュが続く中、その基幹部品であるMLCCの需要が世界的に急増しているんだよ。村田製作所は世界シェアトップクラスで、「AI相場の恩恵を受ける部品株」として改めて注目されているんだ。
母
先週の「銀行株キャッチアップ」に続いて、今週は「電子部品株」にも資金が流れ始めているわ。NT倍率の調整が続いている中で、出遅れていた優良企業に順番に光が当たっていく流れが続いているのね。
えすふぁみ家が今週の相場から改めて確認したこと
ロキ兄
今週の相場をえすふぁみ家の学びに照らし合わせると、全部がつながっているよ。
- 📚 「地政学リスクと株価の関係」→ 中東の停戦合意が株高のトリガーに。リスクオン・リスクオフの概念が現実に
- 📚 「NT倍率のキャッチアップ」→ 銀行株→電子部品株と、出遅れ銘柄への資金流入が続いている
- 📚 「テーマ株(AI・半導体)」→ 村田製作所のMLCC急騰はAIデータセンター投資の波及効果そのもの
- 📚 「急騰でも動じない」→ 6万6,000円台という高値でも「なぜ上がったか」を理解できれば感情的にならずに済む
リコ
毎週少しずつ学んできたことが、全部今週の相場の中に出てきた!「あ、これ知ってる」って思えると、ニュースを見るのが全然怖くなくなってきた。
父
それが「投資家としての地力」だ。相場は毎週教科書のように動いてくれる。学び続ければ続けるほど、同じニュースから得られる情報量が増えていく。
母
6万6,000円台は確かにすごい節目だけど、えすふぁみ家にとってはそれより「ここまで毎週一緒に学んできた」ことのほうが大きな資産だと思うわ。
今日のまとめ
- 5月29日(金)の日経平均は前日比1,636円高の66,329円で急反発。終値ベースで初の6万6,000円台を突破
- 最大の材料は「米国・イランの60日間停戦合意」。地政学リスク後退→原油安期待→リスクオンの流れで株高に
- 村田製作所がMLCC需要急増で最高値圏に。AIデータセンター投資の恩恵が電子部品株にも波及
- 出遅れ銘柄への資金流入(NT倍率キャッチアップ)の流れは今週も継続。銀行株→電子部品株と波及している
- 「6万6,000円台は危険」と単純に考えず、「なぜ上がったか」の背景を理解することが投資家としての正しい姿勢
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。


















