今日の家族会議:「夫婦ふたりのNISA」を改めて整理する

NISAは「一人でやるもの」と思っている人が多いが、実は夫婦2人でそれぞれ口座を持つことで、家族全体の資産形成が大きく加速する。新NISAでは1人あたり年間360万円・生涯1,800万円まで非課税投資枠を使えるため、夫婦2人なら世帯で年間720万円・生涯3,600万円の枠が持てる

今日の家族リアル会議は、「夫婦でNISAをどう使い分けるか」という、過去に取り上げていない新テーマだ。こどもNISA(2027年〜)・成長投資枠・出口戦略と学んできた流れの集大成として、家族全体の資産設計を俯瞰してみよう。

リコ
リコ
私はまだ独身だからあまり関係ない話かな……でも将来のために知っておきたい。夫婦でNISAを持つと、一人でやるよりどう違うの?
父
非課税の器が単純に2倍になるんだよ。例えば夫婦で毎月各5万円ずつ積み立てれば世帯で月10万円・年120万円の積立が非課税になる。長期で見ると複利効果もあって、一人だけで運用するより圧倒的に有利なんだ。
母
私たちの場合も、お父さんとお母さんでそれぞれNISA口座を持っているの。NISA口座は1人につき1口座のみ開設できるため、夫婦それぞれで開設が可能で、非課税投資枠が倍増するという大きなメリットがあるわ。

夫婦でNISAを持つ「3つのメリット」

ロキ兄
ロキ兄
夫婦それぞれでNISA口座を持つメリットを3つ整理するよ。①非課税枠が世帯で最大3,600万円(生涯)に倍増する。②目的別に役割分担できる——例えば「夫は老後資金担当・妻は教育資金担当」という形で運用目標を分けやすくなる。③銘柄を分けることでリスク分散ができる。
リコ
リコ
③の銘柄を分けるって、具体的にどういうこと?
父
例えば夫がS&P500(米国集中型)、妻がオルカン(全世界分散型)と銘柄を分けると、世帯としてのリスクが分散される。実際にこの戦略を取った夫婦で、1年目はS&P500が勝ち、2年目以降はオルカンが逆転しており、分散の効果を実感したという事例もある。夫婦で同じ銘柄に集中するより、片方が下落しても他方がカバーできる可能性が高まるんだよ。
母
私たちも意識的に銘柄を分けているわ。お父さんは国内高配当株中心、お母さんはオルカンの積立中心——という形で、お互いに違うリスク特性を持った資産を積み上げているの。

絶対に知っておきたい「贈与税の落とし穴」

ロキ兄
ロキ兄
夫婦でNISAを運用するとき、最も見落とされやすいのが「贈与税」の問題だよ。夫婦間であっても、投資資金の移動には贈与税がかかる場合があり、年間110万円までは基礎控除の範囲内だが、NISAの年間投資枠は360万円のため、一方の配偶者に360万円をまとめて渡すと基礎控除を超えてしまうんだ。
リコ
リコ
えっ!夫婦間でお金を渡すのに税金がかかるの?
父
厳密には「夫婦間の贈与も課税対象」なんだが、年間110万円以内なら贈与税がかからない。共働き世帯でそれぞれの収入から投資する場合は問題ないが、片方の収入のみで両方のNISA口座に入金する場合は注意が必要だよ。専業主婦(夫)の配偶者のNISAに夫(妻)の給料から資金を回す場合は、年間110万円以内にとどめるか、生活費として渡した余剰分から投資する形にするのが安全だね。
母
ここは少し複雑なので、心配な場合はファイナンシャルプランナーや税理士に確認してから動くのが安心よ。「夫婦だから何でも大丈夫」という思い込みは危険なの。

夫婦の「収入差」に応じたNISAの組み方

ロキ兄
ロキ兄
夫婦のNISA戦略は「収入差」によって変わるよ。生涯投資枠は1人あたり1,800万円まで利用できるので、家計に余裕のある夫婦なら2人で3,600万円の枠をフル活用するのがおすすめだという専門家の意見がある一方、非課税投資枠が活用しきれていないなら、夫か妻のどちらかだけが新NISAを利用しても問題ないとも言われているんだ。
父
ケース別に整理すると、共働きで収入が対等なら「二人とも同額積立」が最もシンプル。収入差がある場合は「収入の多い方が成長投資枠を積極活用、少ない方はつみたて投資枠でコツコツ」という分担が合理的だよ。専業主婦(夫)の場合は先ほどの贈与税に気をつけながら、無理のない範囲で積立するのが基本だね。
リコ
リコ
将来パートナーができたとき、早めに「二人のNISA戦略」を話し合っておくことが大事なんだね。

「家族のお金の設計図」を家族会議で作ろう

母
今日の話をまとめると「夫のNISA・妻のNISA・こどもNISA(2027年〜)」という三層構造で家族全体の非課税投資を設計できる時代が来たのよ。えすふぁみ家も、こどもNISAが始まったら改めて「家族の資産設計図」を描き直す予定なの。
ロキ兄
ロキ兄
設計図を作るときのチェックリストは4点だよ。①夫婦それぞれのNISA口座は開設済みか。②積立額と銘柄の役割分担は決まっているか。③専業主婦(夫)がいる場合の資金移動が贈与税の範囲内に収まっているか。④2027年以降、こどもNISAをどう組み込むか。この4点を今日の家族会議で確認してみてほしいよ。
リコ
リコ
「夫婦NISA・こどもNISA・出口戦略」まで全部つながった! NISAって、家族全体で設計するものなんだね。将来が楽しみになってきた。

今日のまとめ

ロキ兄
ロキ兄
今日のポイントをまとめるよ。①夫婦それぞれがNISA口座を持つと、世帯で生涯最大3,600万円の非課税枠が確保できる。②銘柄を分ける(S&P500とオルカンなど)と、世帯全体のリスク分散になる。③専業主婦(夫)の配偶者のNISAに資金を入れる場合は年間110万円の贈与税基礎控除に注意。④収入差に応じて積立額と枠の使い方を決める。⑤夫のNISA・妻のNISA・こどもNISA(2027年〜)という三層構造で「家族の資産設計図」を描こう!
リコ
リコ
今日は「将来自分にも使える話」として聞いたけど、お父さんとお母さんの実際の話を聞けてより現実感があった。えすふぁみ家の資産設計、すごいな〜!
ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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