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「株」って一体何?
こんにちは!『えすふぁみ☆家族で株投資』へようこそ!
前回は、「お金を育てる」という考え方について、貯金箱と畑の例えでお話ししましたね。今日から、いよいよその「お金の畑」にまく「タネ」の一つ「株」について、家族みんなで楽しく学んでいきましょう!
前回のお話!

株って、なんだか怖いもの?いいえ、会社を「応援」するしるしです!
「株」と聞くと、「なんだか難しそう…」「ギャンブルみたいで怖い…」と感じる方もいるかもしれません。でも、安心してください! 株は、決してギャンブルのようなものではありません。
実は、「株」とは、あなたが好きな会社や、応援したい会社の「一部」を少しだけ買うことなんです。
例えば、あなたがいつも買い物に行くスーパーや、お子さんが大好きなアニメの会社、毎日使っているスマートフォンの会社など、世の中にはたくさんの会社がありますよね。
そうした会社は、もっとお店を増やしたり、新しい商品を作ったりするために、「もっとお金がほしいな」と思うことがあります。そこで、会社は「株」というチケットを発行して、私たち一般の人たちに「このチケットを買って、うちの会社を応援してくれませんか?」と呼びかけるんです。
このチケットを買った人は、その会社の「株主(かぶぬし)」になります。
株主になると、どんないいことがあるの?

会社を応援する「株主」になると、こんな嬉しいことが起こる可能性があります。
①「お礼のプレゼント」がもらえるかも?(配当金)
会社が頑張ってたくさん利益を出したら、「応援してくれてありがとう!」という気持ちを込めて、私たち株主に「配当金(はいとうきん)」という形でお金を分けてくれることがあります。まるで、育てた木から「実」がもらえるようなイメージですね。
②「特別プレゼント」がもらえるかも?(株主優待)
会社によっては、自社の商品券や割引券、自社製品の詰め合わせなど、株主だけがもらえる「株主優待(かぶぬしゆうたい)」を用意しているところもあります。これは、会社からの特別なプレゼント! 家族みんなで好きな会社の株主優待を調べてみるのも楽しいですよ。
③会社が成長すると「価値」が上がる!(値上がり益)
応援している会社が、新しいヒット商品を出したり、どんどん成長したりすると、その会社の「株」の人気が高まって、株の値段が上がることがあります。もし、あなたが買った株の値段が上がれば、それを誰かに売る時に、買った時よりも高く売ることができます。これが「値上がり益(ねあがりえき)」と言われるものです。
株にも「天気」がある?〜知っておきたいリスクのこと〜
「え、いいことばかりじゃないの?」と思った方もいるかもしれませんね。正直にお伝えすると、株にも「いい天気」と「悪い天気」があります。
「悪い天気」の日もある(値下がり)
畑の作物が、天候が悪くて育たなかったり、枯れてしまったりすることもあるように、会社の業績が悪くなったり、世の中の経済が不安定になったりすると、株の値段が下がってしまうことがあります。買った値段よりも下がってしまうと、もしその時に売ってしまうと、損をしてしまうこともあります。
でも、安心してください。畑の農家さんがいろんな種類の作物を育てたり、天候に合わせた工夫をするように、株も「リスクを減らす方法」があります。
いろんな会社の株を買う(分散投資):
一つの会社の株だけでなく、いろんな会社の株を少しずつ買うことで、もしどれか一つの会社の株が下がっても、他の株でカバーできる可能性があります。
焦らず長く見守る(長期投資):
株の値段は毎日上がったり下がったりします。でも、短期的な動きに一喜一憂せず、何年もじっくりと見守ることで、最終的に大きく育つ可能性が高まります。
株は、私たちが普段の生活で利用している会社や商品と密接に関わっています。だからこそ、家族みんなで「どんな会社を応援したいかな?」と考えてみるのが、株の勉強の第一歩としてとてもおすすめです。
「いつも食べてるあのお菓子、どこの会社が作ってるんだろう?」
「このおもちゃの会社、株を買えるのかな?」
「もし、この会社の株主になったら、どんな優待がほしい?」
こんな風に、まるで「会社応援ごっこ」のように、楽しみながら株の世界を覗いてみてください。
全5回の投資の基本のキはこれにて終わり!
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