「業績相場」ってなに?株式相場には「4つの季節」がある

今週、日経平均株価は約3カ月ぶりに終値で7万円台を回復しました。そのニュースの中で、「業績相場に先回り」という見出しがありました。
「業績相場」とは、いったいどんな相場のことなのでしょうか。実は株式相場には、季節のように移り変わる「4つの局面」があるという考え方があります。今日の投資豆知識は、この「相場の4つの季節」を家族で学んでみました。
目次
今日の投資豆知識|「業績相場」ってなに?株式相場には「4つの季節」がある
春:金融相場(景気は悪いのに株が上がる)
景気が悪くなると、中央銀行は金利を下げてお金を借りやすくします。すると、行き場を探したお金が株式市場に流れ込み、株価が上がり始めます。これが「金融相場」です。
夏:業績相場(会社がもうかって株が上がる)
やがて景気が回復し、会社の売上や利益が実際に増えてきます。業績の良さを材料に株価が上がっていくのが「業績相場」です。
秋:逆金融相場(景気は良いのに株が下がる)
景気が良くなりすぎて物価が上がると、中央銀行は金利を上げて景気の過熱を抑えようとします。金利が上がると、株よりも預金や債券の魅力が高まり、株価が下がりやすくなります。これが「逆金融相場」です。
冬:逆業績相場(業績が悪くなって株が下がる)
金利が上がった影響で景気が冷え込み、会社の業績が実際に悪くなっていきます。業績の悪化を受けて株価が下がるのが「逆業績相場」です。この時期を過ぎると、中央銀行はまた金利を下げ始め、ふたたび「春」がやってくる、というのがこのサイクルの考え方です。
じゃあ、いまはどの季節?
相場サイクルを知っておくメリット
1. 「景気が悪いのに株高」「景気が良いのに株安」といった、一見ふしぎな動きの理由がわかる
2. 金利のニュースと、企業の決算のニュースのどちらが株価を動かしているかに気づける
3. 下落の局面でも「季節はめぐる」と考え、あわてて売らずにすむ
10月の後半からは、企業の4〜9月期の決算発表が本格化する予定です。業績への期待が本当に数字で裏づけられるのか、「答え合わせ」に注目が集まりそうです。
今日のまとめ
株式相場には、金利の低下で上がる「金融相場」、業績の伸びで上がる「業績相場」、金利の上昇で下がる「逆金融相場」、業績の悪化で下がる「逆業績相場」という4つの季節がある、という考え方があります。今週ニュースに出てきた「業績相場」は、このうちの「夏」にあたる局面のことでした。
実際の相場はきれいに季節が分かれるわけではありませんが、「今は金利と業績、どちらが主役かな?」と考えながらニュースを見ると、株価の動きがぐっと理解しやすくなります。季節がめぐるように相場もめぐる。そう思えば、上がっても下がっても、わが家のペースで向き合っていけそうですね。















