10月6日、日経平均株価の終値が7万683円98銭となり、約3カ月ぶりに7万円台を回復しました。前日の10月5日には1637円高と大きく上昇し、取引時間中に一時7万円を超える場面もありました。TOPIX(東証株価指数)も最高値をつけています。
9月末には配当落ちや長期金利の上昇で下げていた株価が、10月に入って一気に駆け上がった形です。今日のニュース深掘りでは、「なぜ今、日経平均が7万円台に戻ったのか」を家族で読み解きます。

今日のニュース深掘り|日経平均3カ月ぶり7万円台回復、何が株価を押し上げた?

リコ
リコ
日経平均が7万円に戻ったってニュースでやってたよ!先週は下がってたのに、急にどうしたの?
ロキ兄
ロキ兄
今回はいくつかの材料が重なったんだ。ひとつずつ見ていくと、世界のニュースが株価にどうつながっているかがよくわかるよ。

まずは数字をおさらい

・10月5日:日経平均は1637円40銭高の6万9946円86銭。取引時間中に一時7万円台を回復
・10月6日:737円12銭高の7万683円98銭。終値で7万円台は7月6日以来、約3カ月ぶり
・TOPIXも10月5日に最高値を更新し、6日は4183.56ポイントで取引を終えました

父
父
9月29日の終値は6万5481円だったから、1週間ほどで5000円以上も上がったことになるね。かなり速いペースだ。

材料①:アメリカの雇用統計が「弱め」だった

10月2日に発表されたアメリカの9月の雇用統計では、農業以外で働く人の数(非農業部門雇用者数)が前の月より2万9000人増えるにとどまりました。市場予想の9万人増を大きく下回り、失業率も4.2%に上がりました。

リコ
リコ
え、仕事が増えなかったってことでしょ?それって悪いニュースなのに、なんで株が上がるの?
ロキ兄
ロキ兄
そこがおもしろいところ。アメリカの中央銀行のFRBは、9月に3年ぶりの利上げをしたばかり。雇用が弱めだと「これ以上急いで利上げしなくてもいいかも」と考えられるんだ。利上げ観測が後退すると、株にとってはプラスに働きやすいんだよ。
父
父
ただ、分析によると失業率が上がったのは、働こうとする人が増えたことが主な理由とも言われている。景気が大きく崩れているわけではない、という見方が安心感につながった面もあるね。

材料②:G7が石油の備蓄放出で合意

10月3日には、G7(主要7カ国)がオンラインの首脳会議で、軽油などの石油の備蓄1億バレルを4カ月かけて放出することを発表しました。中東情勢の影響で高くなっているエネルギー価格に対応するための措置です。

母
母
石油の値段が落ち着けば、ガソリンや電気代、それにいろんな物の値上げも少しはおさまるかもしれないわね。家計にとってもうれしいニュースだわ。
ロキ兄
ロキ兄
企業にとってもコストが下がる期待につながる。最近の短観でも「原油高が心配」という声が多かったから、その不安が少し和らいだんだ。

材料③:半導体株がふたたび主役に

10月5日の上昇では、アドバンテスト、東京エレクトロン、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループの4銘柄だけで、日経平均を1000円以上押し上げたと報じられています。

リコ
リコ
4つの会社だけで1000円も!?日経平均って225社の平均なんでしょ?
父
父
日経平均は、株価が高い「値がさ株」の動きが大きく反映される仕組みなんだ。だから半導体などの一部の大型株が上がると、指数全体がぐんと上がる。一方のTOPIXは、より幅広い会社の動きを反映する指数だよ。そのTOPIXも最高値をつけたということは、上昇が一部の銘柄だけではなかったともいえるね。

次の注目は「史上最高値」と決算

日経平均の終値での史上最高値は、6月22日につけた7万2831円です。10月6日の終値からはあと3%ほどの距離にあります。

ロキ兄
ロキ兄
このあと10月の後半からは、企業の4〜9月期の決算発表が本格的に始まる。市場では、業績がよくなることを先取りして買う「業績相場」に入ったという見方も出ているよ。ただ、本当に業績がついてくるかは、これからの発表を見てみないとわからない。
母
母
6月には1日で2500円以上下がった日もあったわよね。上がっているときほど、落ち着いていたいわ。

わが家の向き合い方

父
父
株価が上がるとうれしいけど、「乗り遅れたくない」と慌てて大きく買うのは危ない。わが家はこれまでどおり、毎月のつみたてを淡々と続けよう。
リコ
リコ
雇用統計、石油、半導体……アメリカや中東のニュースが、日本の株価にもつながってるんだね。ニュースを見るのがちょっと楽しくなってきた!

今日のまとめ

日経平均は10月6日、約3カ月ぶりに終値で7万円台を回復しました。背景には、アメリカの雇用統計が弱めだったことによる利上げ観測の後退、G7による石油備蓄の放出合意、そして半導体株の再加速がありました。ひとつのニュースだけでなく、いくつもの材料が重なって株価は動いています。
史上最高値まではあと少しですが、これからは企業の決算という「答え合わせ」が待っています。上がっても下がっても、わが家のペースは変えずに。ニュースの「つながり」を楽しみながら、家族で相場を見守っていきましょう。

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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