本日も株式市場の動向と注目ニュースをゆる~く語っていきます。
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本日(2/22)の日経225
本日の日経平均株価は、前日比-368円(-1.34%)の27,104円という結果でした。
前日の米国市場では経済指標の良い結果を受けて、利上げ継続の懸念が強まり株安となりました。米国株安を嫌気する動きが先行し、日本株も大幅に下落。下げ幅は一時400円超に拡大しました。
日経平均は200円安でスタートした後も下げ幅を拡大し、427円安の27,046円08銭まで下落しました。
半導体関連や電子部品、グロース(成長)株の下落が目立ち。プライム市場の値下がり銘柄数は約8割でした。
米国の利上げ継続懸念が強まる中、今日はFOMC議事要旨が発表されます。市場予想を上回る米雇用統計がFOMC会合後に発表されており、影響は参考程度になりそうです。
もし議事要旨の中に、タカ派寄りの意見がある場合は、より市場に米利上げが意識されそうです。
ロキ兄さんが興味をもった銘柄
ゆうちょ銀行(7182)
ゆうちょ銀行(7182)は、郵政民営化により2007年(平成19年)10月1日に株式会社ゆうちょ銀行に商号変更して発足しました。
2015年(平成27年)11月4日に持株会社の日本郵政株式会社とともに、東京証券取引所第一部に上場。
ゆうちょ銀行は貯金残高約193兆円で、三菱UFJ銀行の預金残高約182兆円を上回っています。
また、全国47都道府県すべてに店舗(支店・出張所)を有しているのはゆうちょ銀行とみずほ銀行のみです。
昨日、ロイター通信よりプライム市場の上場要件(流通株式比率35%)を満たすため、日本郵政がゆうちょ銀行株式を2022年度内に売却し、保有比率を60%程度まで引き下げる方向で調整に入ったと報じました。
売却規模は1兆円を超え、ゆうちょ銀による自社株買い分も含め1兆2000億円程度となる可能性があります。
この超大規模な売却のニュースを受けて、ゆうちょ銀行(7182)の本日の株価は、前日比-79円(-6.48%)、1140円と大幅な下落。

Kabutan
本日のロイター通信で、「正式に決まっている情報はまだない」となっていますが、遅くても2025年3月にはなんらかの売却をしなくてはいけません。
ロキ兄さんが興味をもったニュース
米企業活動、2月PMIは小幅ながらも拡大圏-サービスが持ち直し(Bloomberg)
米国の企業活動は安定化し、サービス部門が持ち直している。景気は底堅く、一部の価格設定力が維持されていることがPMIにより示唆されました。
S&Pグローバルが発表した米国の製造業・サービス業合わせた2月の総合購買担当者指数(PMI)速報値は、前月から3.4ポイント上昇して50.2。
活動の拡大と縮小の境目である50をわずかに上回り、8カ月ぶりの高水準となりました。
将来の生産に関する指数は昨年5月以来の水準に上昇し、需要に関する楽観が強まっていることが示唆されました。
米国の経済指標はどれをとっても好調で、インフレが抑えられている様子が感じられません。そのことを嫌って投資家たちは、売却の方向に動くかもしれません。