本日も株式市場の動向と注目ニュースをゆる～く語っていきます。
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本日（2/21）の日経225
本日の日経平均株価は、前日比-58円(-0.21％)の27,473円という結果でした。
日経平均は45円安と小幅に反落してスタートし一時は約170円安に。小安く始まった後も値がさ株の下げが重しとなり約1週間ぶりの安値を付けましたが、徐々に下げ幅を縮小し２万７５００円を挟んで小動きとなりました。
主力の大型株への買いは続いており、下値は堅く、売りが一服すると値を戻した結果に。
中国景気の回復期待を背景に素材セクターがやや好調でした。
前日に下落したセクターが今日買われているなど、循環的な動きの相場に。
アメリカ経済の動きも小さく、新規の売買材料に乏しいという現状。積極的な売買は一段と手控えられている印象でした。
ロキ兄さんが興味をもった銘柄
商船三井(9104)
商船三井(9104)は、日本郵船・川崎汽船と並ぶ日本の三大海運会社の1社。連結純利益、連結売上高および時価総額で国内2位です。LNG(液化天然ガス)輸送および海洋事業の分野に強い企業です。
商船三井の最新の配当金を確認すると、2023年3月末での配当利回りはなんと約16％です。東証プライム市場での配当利回りランキングでも第一位の銘柄です。
同じく配当利回りが高いのは、日本郵船と川崎汽船の海運株です。ではなぜこの3社の配当金が高いのでしょうか。それは3社が合同で出資したONEの利益が急騰したからです。
ONE(Ocean Network Express)は2017年7月7日に、川崎汽船、商船三井、日本郵船の3社で定期コンテナ船事業を統合し設立されました。コンテナ船の運賃を確認すると、2020年の前半から2022年にかけて約5倍にもなっていることがわかります。
このコンテナ船でのバブルから、今回の配当金をとても大きい額で出すことができるのです。
ですが、2022年の夏頃から右肩下がりにコンテナ船の運賃は下がり、2023年になっても下がり続け高騰前の水準に戻ろうとしています。
今回の配当は高いかもしれませんが、一気に配当金が少なくなりそうだと思うので注意しておきましょう。
そんな商船三井(9104)の今日の株価は、前日比+35円（+1.02%）3,455円でした。目先の配当狙いで買うには怖い感じです。
ロキ兄さんが興味をもったニュース
経済改善に伴い労働需給が賃金押し上げに働く－黒田日銀総裁（Bloomberg）
日本銀行の黒田東彦総裁は21日、賃金の見通しについて、日本経済の改善に伴って押し上げる方向に働くと語りました。衆院予算委員会第３分科会での答弁での発言。
黒田総裁は、「春闘などの労使交渉において労働需給の引き締まりに加えてこれまでの物価上昇も相応に賃金に反映される」との見通しを示しました。
サービス業に多い非正規労働者や中小企業の正規労働者の賃金にも徐々に波及していくと予想しています。
消費者物価の見通しについては、2023年度半ばにかけて輸入物価上昇の影響が減衰し、「前年比はプラス幅を縮小していく」ものの、中長期的な予想物価上昇率や賃金上昇率の高まっていくことにより、「その後は、再びプラス幅を緩やかに拡大していく」と述べました。
今後は賃金も上昇していくし、物価高が落ち着くということですがあまり実感がないロキ兄さんです。
