ジャクソンホールの発言で円が160円台に逆戻り

先週、ジャクソンホール会議を取り上げ、新FRB議長ウォーシュ氏の初講演に市場が注目していると説明したばかり。その講演で、ウォーシュ議長がインフレ抑止に向けた利上げに前向きな姿勢を示したことをきっかけに、円相場は日米協調介入後初めて1ドル=160円台まで下落した。リコが「え、あの協調介入で円高に戻ったばかりじゃなかったっけ?」と驚いた様子で聞いてきた。

リコ
リコ
先月あんなに大変な思いをして協調介入したのに、また円が160円台に戻っちゃったの?
ロキ兄
ロキ兄
そうなんだ。ジャクソンホール会議で、ウォーシュ議長が「コアインフレが目標に向けて明確かつ十分なペースで進んでいると確信できなければ、まだやるべき仕事がある」と発言して、これが利上げに前向きなタカ派発言と受け止められたんだ。

「タカ派発言」がなぜ円安につながるの?

母
先週の金曜日に話した米国債利回りの話を覚えてる?利上げに前向きな発言が出ると、米国の金利がさらに上がるとの見方が強まって、金利の高いドルを買う動きが優勢になりやすいの。
父
実際、この発言を受けて短期債利回りが急上昇し、市場ではドル買いが加速した。円相場は一時162円台まで下落する場面もあったな。長期金利3%も視野に入るとの見方も出ている。

過去最大となった為替介入の総額

ロキ兄
ロキ兄
先月の協調介入を含む7〜8月の為替介入額は15兆3993億円で、単月として過去最大。年初来の介入総額も27兆円を超えて、これまでの最大を更新したんだ。それだけの規模の介入をしても、金利差を巡る思惑一つで円安方向に押し戻されてしまう。為替市場の難しさを物語る展開だね。

「金利3%時代」に身構える株式市場

9月1日の日経平均株価は前日比96円59銭安の6万6215円34銭で取引を終えた。米国株安やFRBの早期利上げ観測が重荷となり、取引時間中には一時700円を超える下落となる場面もあった。市場では「金利3%時代」への警戒感と、値ごろ感からの割安株物色との綱引きが続いているという。

父
先週学んだ「利回り上昇は株式にとって逆風」という関係が、まさに今の相場で起きていることになる。特にグロース株には厳しい環境が続きそうだな。

先週のディフェンシブ株の話ともつながる

リコ
リコ
「割安株物色」ってことは、こういう時こそバリュー株やディフェンシブ株に注目が集まりやすいってことだよね?
母
その通り。金利が上がりやすい局面では、将来の利益を織り込むグロース株より、今の業績で評価されるバリュー株やディフェンシブ株が相対的に選ばれやすくなるの。これまで勉強してきたことが、そのままつながっているわね。

今日のまとめ

ジャクソンホール会議での新FRB議長の利上げに前向きな発言をきっかけに、円は協調介入後初めて160円台、一時162円台まで下落した。過去最大となった為替介入をもってしても、金利差を巡る思惑には抗いきれなかった形だ。日経平均も「金利3%時代」への警戒から下落し、グロース株とバリュー株の綱引きが続いている。ここ数週間学んできた協調介入、利回り、グロースとバリューの関係が、一つの大きな流れとしてつながっていることを実感できる展開だ。

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 株式投資情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 株ブログ 株の基礎知識へ
にほんブログ村