金融

マイケル・バリーの「AI市場売り」から読み解く“誤解されたバブル論”

こんにちは、『えすふぁみ☆家族で株投資』です。

最近話題になっているのが、あのサブプライム危機を予見したマイケル・バリー氏が、AI市場をショート(売り)しているというニュースです。

ロキ兄
ロキ兄
「バリーって、例の映画の“ビッグショート”の人だよね? その人がAIバブルだって言うなら、なんか怖いんだけど…」

父
「確かに彼は大きな予言を当てた人だ。でも今回は“視点がズレてる”って専門家の見方も強いんだ。」

母
「え? AIバブルは存在しないの…?」

今回の記事では、この「AIバブル論」を、家族の会話でやさしく整理しながら解説します。


■ AIは「ソフトウェア」じゃない。だからバブルの定義が違う

今回の議論で一番重要なのは、
AIは従来のソフトウェアと全く別の“産業”だという点 です。

バブル論者がよく使うのは、

  • ドットコムバブル

  • 不動産バブル

  • 暗号資産バブル
    …などの比較。

しかし、これらの根底にあるのは「需要予測の過大評価」による急膨張と崩壊です。

ところが、AIは違います。

父
「AIは“事前に作られたプログラムを動かす”ソフトじゃない。電力を使って“その場で知性を生産する工場”なんだ。」

リコ
リコ
「…工場?」

父
「そう。AIは使われるたびにGPUがフル回転し、電力が消費される。つまり“知性の生産”にはリアルなコストがかかる。」

AIはエネルギー産業に近い。
これがわかると、“ソフトウェア用のバブル論”は当てはまらないことが見えてきます。


■ AI支出は「過剰」ではなく“必要投資” — インフラが整備されている段階

バリー氏含む批判派が指摘するのは、

  • OpenAIの巨額赤字

  • データセンターの建設ラッシュ

  • 電力需要の急膨張

  • GPUへの莫大な支出

これらを「過熱」「投機」と見るわけですが、歴史を振り返ると…

母
「昔の電力網も、最初は“採算が取れるの?”って疑われてたわよね。」

父
「電話網も、鉄道も、最初は“過剰投資の塊”って言われた。でもそれが世界の基盤になった。」

AIも同じです。

インフラ整備期は“過剰に見える支出”が普通。
しかし、それは“未来がまだ見えていないだけ”。


■ 本当は「AIバブルのほうが誤解」— その理由

AIは今、以下の特徴を持っています。

① 需要はすでに契約で確定している

Microsoft AzureのAI関連契約は 約4000億ドル(63兆円)
しかも平均2年契約。

これは“推測された需要”ではなく、“既に決まった使用量”。

ロキ兄
ロキ兄
「ドットコムは“将来使われるだろう”って予測だけで投資されてたんだよね?」

父
「そう。AIは逆。需要が既にあるから、ハードが足りない。」

リコ
リコ
「使う人がいないのに作ってた昔のバブルとは逆なんだ!」

② GPUや電力は“慢性的不足”

・データセンター不足
・電力不足
・半導体製造装置の供給逼迫

バブルの特徴は「余る」こと。
しかしAIは「足りていない」。

③ インフラのボトルネックが“エネルギー”

これは過去の技術革命にはなかった構造であり、バブルの比較が成立しません。


■ AIは“産業革命の序章”であってバブルではない

ここで気づくのは、

AIは産業基盤を再構築するフェーズにいる
ということ。

電話の登場
鉄道の敷設
電力網の普及
インターネットの敷設

これらの “初期段階” と同じ雰囲気を持っているのです。

母
「じゃあ今のAI投資って、未来の高速道路を作ってるのと同じなのね。」

父
「その通り。それも“世界中の仕事と産業を動かす高速道路”だ。」


■ では、なぜ“バブル”という言葉が出てくるのか?

心理的な理由が大きい、と分析されています。

  • 世界が不安定に見える

  • 経済、政治、社会が揺れている

  • 人々が“確実性”を求めている

この時、人は強く見えるものに投資し、弱く見えるものを疑います。

ロキ兄
ロキ兄
「つまり、“不安の裏返し”としてバブルに見えてしまうってこと?」

父
「そう。AIブームは“無秩序に対する反応”なんだ。」

技術的背景より、人間の“安心したい心理”が、バブルという言葉を生み出している面も強いのです。


■ 結論:AIバブルではない。“AI産業革命の序章”である

AIは、

  • ソフトウェアではなく、

  • エネルギー産業であり、

  • インフラであり、

  • 既に需要が確定しており、

  • 現実に供給が足りない産業です。

これはバブルの構造とは真逆。

バリーの視点は鋭いけれど、今回は“モデルが古い”。

母
「じゃあ私たちはどうすればいい?」

父
「焦らず、騒がず、“AIは長期戦”ってことだけ覚えておけばいい。」

ロキ兄
ロキ兄
「勝者は後から決まるんだよね。ドットコムみたいに。」

リコ
リコ
「今は“基礎工事の真っ最中”なんだ!」

AIはこれから10年、20年かけて“本当の姿”になります。
今はまだ、その入り口に立っただけなのです。

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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