12月に入り、AI株をめぐる市場の空気がガラッと変わってきました。
「ChatGPT」で時代を牽引した OpenAI に向けられていた熱狂が冷え込み、逆に アルファベット(Google) の評価が急上昇しているのです。
今回のニュースは、投資家にとっても“AIブーム第2章の入り口”になるかもしれません。
目次
■ AIニュースにざわつく
● OpenAI:評価が急ブレーキ
「GPT-5」が思ったより市場に響かなかった
巨額投資に対して収益モデルが追いついていない
成長期待が後退 → 関連銘柄(AMD、Oracle、MSなど)にも売りが波及
特に痛いのは、OpenAIの投資を支えてきた企業の株価まで下がってしまっていること。
「OpenAI関連株=AIの勝ち組」
だった構図が、今では逆に 「OpenAIが重し」 になっているという深刻さです。
■ アルファベット:勢力図の“中心”に返り咲き
一方でアルファベットは、Geminiの進化だけでなく…
YouTube
Google Cloud
Waymo
半導体(TPU)
充実したAIデータと人材
など、「守備範囲の広さ」と「潤沢な資金力」で評価を爆上げ中。
関連銘柄(ブロードコム、セレスティカ、ルメンタムなど)も大幅上昇しており、
“AIインフラ王者”のポジションを確立しつつある といえます。
■ データが語る「明暗」
📉 OpenAI関連バスケット
2025年:+74%(失速気味)
📈 アルファベット関連バスケット
2025年:+146%(ほぼ倍のリターン)
📊 ナスダック100
+22%(全体としては堅調)
数字だけ見ても“資金の流れがどこへ向かっているか”がはっきりしています。
■ えすふぁみ家の“投資会議”
■ 今回のポイント整理(家庭向け投資視点)
✔ ① AI市場は“ブームの次の段階”へ
過度な期待から、収益性や持続性を重視した投資へシフト。
✔ ② OpenAIは成長期待が高すぎた反動が出ている
投資家の視点が「本当に儲かるの?」に変わっている。
✔ ③ アルファベットは広い事業基盤で優位に
AIを使う“インフラ側”が強くなりがち。
✔ ④ 家庭投資では「AIだから買う」は危険
本業の強さ・キャッシュフロー・競争優位を確認すべき。
■ ロキ兄さんの“やさしい投資結論”
「AIは未来を変える革命だけど、勝者は必ずしも“最初に走った会社”とは限らない」
AI関連銘柄が大きく動く今こそ、
「短期の話題」よりも “どこがビジネスとしてAIを活かせるか” を見極める力が大切です。
えすふぁみ家でも、
インフラ企業(クラウド・半導体)
分散投資(指数連動ETF)
期待だけに寄らない銘柄選び
このあたりを重視して、落ち着いて行動していきたいところです。

















