「織り込み済み」、もう少し詳しく知りたい!

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昨日の「織り込み済み」、もう少し詳しく知りたい
昨日の記事で「市場に織り込み済み」という言葉が出てきた。リコが「予想通りの結果が出ても株価が動かないことがあるって話、もう少し詳しく知りたい」と質問してきた。この考え方は、投資のニュースを読み解くうえでとても役立つ視点になる。
リコ
昨日の「織り込み済み」の話、面白かったけど、もう少し詳しく知りたいな。予想通りの結果でも株価が動かないことがあるって、どういうこと?
ロキ兄
いいところに興味を持ったね。株価は「これから起こること」を先取りして動く性質がある。だから、多くの投資家が同じ結果を予想して、その前提で先に売買してしまうと、実際に予想通りの結果が発表されても、株価にはあまり反応が出ないことがあるんだ。
「噂で買って、事実で売る」という格言
海外の投資格言に「噂で買って、事実で売る(Buy the rumor, sell the fact)」というものがある。良いニュースが出るという噂や期待の段階で株が買われ、実際にそのニュースが発表された時点では、すでに期待分の値上がりが終わっているため、逆に売られやすくなるという現象を表した言葉だ。
母
昨日の例で言えば、日銀の利上げを専門家全員が予想している時点で、すでにその予想を織り込んで株価や為替が動いている可能性があるということね。
「材料出尽くし」という言葉も覚えておきたい
父
似た言葉に「材料出尽くし」というものもある。注目されていたイベントの結果が出た瞬間に、それまで買い材料として意識されていたものが「もう新しい情報がない」と受け止められて、逆に売られてしまう現象のことだ。
それでも「サプライズ」は株価を動かす
リコ
じゃあ、予想通りの結果ならいつも株価は動かないの?
ロキ兄
そんなことはないよ。予想と結果に差があった場合、つまり「サプライズ」が起きた場合は、株価が大きく動くことが多い。利上げ予想が1.25%だったのに実際は1.5%だった、あるいは逆に据え置かれた、といったケースでは市場は大きく反応するんだ。
発表後の「会見」にも注目したい
母
昨日話した通り、日銀の総裁会見のように、決定内容そのものだけでなく、その後の説明や今後の見通しへの言及が新たな材料になることもあるの。結果が織り込み済みでも、会見の中身次第で株価が動くこともあるのよ。
この考え方をどう活かす?
父
大切なのは、「予想通りだったから株価が動かない」「予想と違ったから大きく動いた」という値動きの理由を、後から振り返って理解できるようになることだ。焦って売買を判断する材料にするより、値動きを理解するための視点として持っておくといい。
リコ
織り込み済みかどうかを完璧に予測するのは難しそうだから、まずは「なぜ動いた・動かなかったか」を後から理解する練習から始めてみる!
今日のまとめ
「織り込み済み」や「材料出尽くし」は、多くの投資家が事前に同じ予想を持っている場合、実際の結果発表時には株価があまり動かない、あるいは逆に売られることがあるという現象を説明する考え方だ。一方で予想とのズレ、つまりサプライズが起きた場合は大きく株価が動く。長期の積立投資家にとっては、無理に先読みしようとするより、値動きの理由を後から理解する視点として活用するのがおすすめだ。
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。















