「お金では買えないもの」って?
こんにちは、『えすふぁみ☆家族で株投資』です。
水曜日は「お金にまつわる雑学」をテーマに、ちょっと哲学的な話題を取り上げます。
今回のテーマは──「お金では買えないもの」。
「家」は買えても「家庭」は買えない。
「本」は買えても「知識」は買えない。
「時計」は買えても「時間」は買えない。
こうした例えを聞くと、なるほどと頷く人も多いでしょう。
さらに、友情・信頼・愛情・思い出・努力・誠実さ・健康・若さ──
どれもお金では手に入らず、時間と行動の積み重ねでしか得られないものです。
私たちはつい、「お金があれば幸せになれる」と思いがちですが、
実際には、心の豊かさや人とのつながりといった価値の方が、
長い目で見ればずっと人生を支えてくれるのです。
命の値段をどう考える?
「お金では買えないもの」の中でも、最も重いテーマが“命”です。
法律や保険、経済の分野では、現実的な判断のために「命の値段」が必要になることがあります。
生命保険や損害賠償の計算では、被害者の年齢・収入・社会的地位などを基に“経済的価値”を算定します。
実際に、経済学や法学の世界でも「命を数値化すること」への倫理的な議論は続いています。
確かに社会制度上の評価は必要ですが、
命の尊さそのものは金額で測れないという考えが、今も多くの人に共有されています。
命は、最も高価で、最も買えないもの。
だからこそ「健康」「時間」「家族との関係」を大切にすることが、
最大の“投資”といえるのかもしれません。
幸福とお金の本当の関係
では、お金と“幸福”の関係はどうなのでしょうか?
心理学や経済学の研究では、
「お金はある程度までは幸福を高めるが、一定水準を超えると効果は薄れる」と言われています。
たとえばアメリカや日本の調査では、世帯年収800万円前後までは幸福度が上昇しますが、
それ以上になると、幸福感の伸びはほとんど止まると報告されています。
まさにその通り。
お金があることで得られる幸福は──
衣食住や医療など「生きる安心」
選択肢の自由
経験や時間のゆとり
こうした「環境の幸福」が中心です。
一方で、一定の生活水準を超えると、
友人や家族との関係
心身の健康
自己成長や社会とのつながり
といった“非金銭的な幸福”のほうが人生の満足度を左右します。
心の豊かさは“数字”を超える
お金は、人生を支える大切な道具。
でも、“目的”ではなく“手段”にすぎません。
信頼・愛情・思い出・努力──
どれも数字では測れないけれど、確かに人を支える力を持っています。
お金は“幸せを呼ぶ鍵”ではあっても、“幸せそのもの”ではありません。
まとめ
お金で買えるのは“モノ”や“環境”であって、“心”や“関係”は買えない
命や健康、時間は取り戻せない最上の価値
幸福は「お金+人間関係+自己実現」のバランスで成り立つ
お金は“目的”ではなく“手段”──使い方にこそ人の生き方が表れる

















