金融

【木】今日のニュース深掘り|トランプ氏と習氏、貿易でにらみ合い―どちらが先に譲歩する?

1. 再び火花散る米中関係

こんにちは、『えすふぁみ☆家族で株投資』です。

木曜日は「ニュース深掘り」。
今日は世界経済の中心を揺るがす、米中貿易対立の再燃をテーマに取り上げます。

アメリカのトランプ大統領と、中国の習近平国家主席。
再び両者がにらみ合い、貿易交渉の行方が世界中の投資家の注目を集めています。


ロキ兄
ロキ兄
「またこの二人の対立が始まったか…。株式市場が落ち着かないな」



母
「でも、どちらかが譲らないと、結局みんな困るんじゃない?」


2. トランプ氏の「100%追加関税」発言

今回の対立のきっかけは、中国がレアアース(希土類)輸出規制を強化したこと。

これに対し、トランプ大統領は10日、「11月1日から100%の対中追加関税を課す」と宣言しました。

この発言が市場を一気に緊張させましたが、数日後には「ディール(取引)に前向き」と軟化する姿勢も見せました。

一方で副大統領のバンス氏は「結果は中国の対応次第だ」と牽制。
*“ボールは相手のコートにある”*という構図が生まれています。


リコ
リコ
「お互いに“そっちが動け”って言い合ってる感じだね」



父
「交渉ごとはそういう駆け引きだ。問題は“どこで折り合うか”だな」


3. 中国の対応と市場の冷静な反応

中国側もすぐには引かず、外務省報道官が「必要な措置を講じる」と強い姿勢を示しました。

ただし、中国市場は意外にも冷静です。

本土株のCSI300指数はわずか0.5%安。
「これは政治的なショーの一環だ」と投資家が読み取っているとも言われています。
また、トランプ氏が態度をやや緩めたことで、米国株は反発


ロキ兄
ロキ兄
「市場って、怒りより“演出”を見抜く力があるよね」



母
「たしかに。慌てずに見極める投資家が強いのね」


4. 米中首脳会談の行方

野村ホールディングスなどのアナリストによれば、
今月予定されている韓国での米中首脳会談は中止される可能性が低いと見られています。

アメリカ財務長官のベッセント氏も「会談は予定通り行われる見通し」と発言。
さらに米中両国の実務者レベル協議が今週にも再開される可能性も報じられました。

背景にあるのは、お互いに完全な決裂は望んでいないという現実。
貿易を止めれば、どちらの経済も打撃を受けるからです。


リコ
リコ
「“ケンカしても別れられない”って、まるで仲の悪い夫婦みたい」



ロキ兄
ロキ兄
「それ、妙にリアルな比喩だな……」


5. 投資家が注目すべきポイント

今回の報道を踏まえ、注目すべきは次の3点です。

  1. 関税の実施タイミング
     11月1日の100%追加関税が本当に実行されるか。
     延期や部分的適用に終われば、市場は一気に安心感を取り戻すでしょう。

  2. 中国の“例外措置”の範囲
     レアアース規制の中でも、一部企業に“特例”を与える可能性が報じられています。
     これがハイテク・EV・半導体関連株にどう影響するかが焦点です。

  3. 同盟国との連携
     アメリカは日本や韓国と連携して中国への圧力を強める構え。
     これは供給網(サプライチェーン)の再構築を意味し、長期的には**“脱中国リスク”**の流れを加速させるかもしれません。


父
「結局、貿易戦争って“国同士の経済戦略”なんだな」



母
「でも、レアアースってスマホやEVにも使われるんでしょう? 私たちの生活にも直結するのね」


まとめ|「にらみ合い」の裏にある思惑

今回の米中対立は、単なる関税合戦ではなく、**“技術と資源をめぐる覇権争い”**の様相を強めています。

  • トランプ氏は「100%追加関税」で圧力を強化

  • 中国は「レアアース規制」で報復を示唆

  • それでも交渉は続き、双方が“譲れない一線”を探っている

市場がまだ冷静でいられるのは、どちらも最終的には妥協すると読んでいるから。
ただ、駆け引きの過程で為替・株価が大きく振れる可能性は高いです。


ロキ兄
ロキ兄
「強気と慎重、どっちの姿勢が正解なんだろう?」

父
「どちらも必要だよ。投資も外交も、バランスが大事だ」

米中のにらみ合いは続きます。
でも、世界経済の安定にとっても、私たち家計の未来にとっても、対話の火を絶やさないことが何よりの“勝利条件”なのかもしれません。

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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