【金】今日の投資豆知識

【金】今日の投資豆知識|若者が知っておきたい「投資の税金」2025年版|NISA・口座・節税の基本を整理!

1. 投資利益には税金がかかる

投資で得た利益には、基本的に 税金がかかる ことをまず理解しておきましょう。
対象となるのは以下のような収益です。

  • 株式の値上がり益(売却益)

  • 配当金(株や投資信託からの分配金)

  • 債券などの利子収入

これらの収益は「申告分離課税」という扱いになり、給料などの所得とは別枠で課税されます。

実際のイメージ

例:株で100万円の利益を得た場合
→ 税金として 約20万円 が差し引かれ、手元には 約80万円 残ります。


リコ
リコ
「けっこう引かれるんだね……!」



ロキ兄
ロキ兄
「そう、でも制度を使えば“ゼロ”にできる場合もあるんだ」


2. 税率は一律20.315%──内訳を確認

投資利益にかかる税率は、一律20.315%
その内訳は次のとおりです。

税の種類税率
所得税15%
住民税5%
復興特別所得税0.315%
合計20.315%

つまり、どれだけ利益があっても一律で約20%の税金が引かれます。
給与所得のように累進課税(所得が増えるほど税率が上がる)ではない点が特徴です。


3. NISAを使えば「非課税」で運用できる

投資の税金を最もシンプルに減らす方法が、NISA(少額投資非課税制度) です。

新NISAの基本(2024年から制度改正)

  • 年間投資枠:最大360万円
     (つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)

  • 非課税保有期間:無期限

  • 対象:20歳以上(未成年はジュニアNISA)

NISAの枠内で得た 値上がり益・配当金・分配金はすべて非課税
つまり、100万円儲かっても 1円も税金がかからない のです。

ただし注意点

非課税枠を超えた分(一般口座や特定口座での運用)は、通常通り20.315%の課税対象になります。
そのため、「まずNISA枠を優先して埋める」が王道です。


母
「“税金ゼロ”で運用できるなんて、使わない手はないわね!」



父
「長期投資なら、つみたてNISAとの組み合わせがいいな」


4. 特定口座と確定申告の関係

証券会社で口座を開くとき、一般的には次の3種類から選べます。

口座の種類特徴
特定口座(源泉徴収あり)税金が自動で差し引かれ、確定申告不要
特定口座(源泉徴収なし)取引履歴をもとに自分で確定申告が必要
一般口座すべて手動で申告・計算が必要(上級者向け)

初心者や会社員なら、「特定口座(源泉徴収あり)」が最も手間が少ない 選択肢です。
税金は自動で引かれ、年末調整や確定申告をする必要がありません。


5. 損失が出たときの対処法(損益通算・繰越)

投資では必ずしも利益だけではなく、損をすることもあります。
その場合は「損益通算」や「繰越控除」を使うことで、税金を減らすことができます。

  • 損益通算:他の株や投資信託で得た利益と損失を相殺できる制度。

  • 繰越控除:損失を翌年以降(最大3年間)に繰り越して相殺可能。

ただし、これらを利用するには 確定申告が必要 です。
特定口座(源泉徴収あり)でも、損失が出た年は確定申告をしておくと翌年以降に有利になります。


ロキ兄
ロキ兄
「“損して終わり”じゃなくて、“損を未来に活かす”のがポイントだな」


6. 社会保険料・扶養との関係にも注意

投資収益が増えると、思わぬところに影響が出ることもあります。

  • 扶養から外れる可能性
     → 一定額以上の利益が出ると、親の扶養控除の対象外になることも。

  • 社会保険料への影響
     → マイナンバー連携の強化により、投資収入が保険料計算に反映される動きも進んでいます。

また、2025年以降は 基礎控除額が48万円から58万円へ拡大予定
未成年者(子ども名義の投資)でも、年間58万円までは非課税で収益を得られる見込みです。


7. 2025年の注目ポイントと税制トレンド

2025年は、次のような税制議論が進んでいます。

  • 金融所得課税の見直し(20.315%からの改定検討)

  • 超富裕層向け「ミニマムタックス」導入の議論

  • マイナンバーとの連携による取引透明化の強化

これらの動きは、投資初心者にとっても影響がある可能性があります。
今後も NISA・iDeCoなどの非課税制度を中心に運用 するのが、最もリスクの少ない方法です。


まとめ|「非課税枠」を味方につけて賢く投資を始めよう

  • 投資利益には 一律20.315% の税金がかかる

  • NISAを使えば利益は非課税

  • 特定口座(源泉徴収あり) なら確定申告不要

  • 損が出たときは「損益通算」や「繰越控除」で調整可能

  • 扶養・社会保険料への影響 にも注意

  • 制度改正が続く2025年は、最新情報を定期的にチェック


リコ
リコ
「“投資で増やす”だけじゃなくて、“税金で減らさない”ことも大事だね!」



ロキ兄
ロキ兄
「そう。制度を味方につけるのが、投資上手への第一歩だ」

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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