本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。
注目銘柄!ブックオフGHD(9278)
概要
ブックオフコーポレーション株式会社は、中古本・中古家電販売のチェーン「ブックオフ」(BOOK OFF)を展開する企業です。
創業者の坂本孝氏が独自のビジョンで新しい古本屋の形態を生み出し、その斬新なアプローチが受け入れられ、全国展開を果たしてきました。
ブックオフGHDは、5月にお得な株主優待が出る銘柄!
今回は、ブックオフの歴史とこれまでの株価、株主優待についてご紹介します。
ブックオフの歴史
ブックオフコーポレーションは1990年に神奈川県相模原市にBOOKOFF直営1号店をオープンしました。そして、1991年には株式会社として法人化され、ブックオフの全国フランチャイズチェーン展開を開始しました。
同時に、ブックオフの加盟店も1号店をオープンさせました。
この時期からブックオフは、従来の古本屋の形態を一新し、「新古書店」と呼ばれる新しいスタイルを作り上げました。
店内は明るい照明のコンビニエンスストアのような雰囲気で、広々とした店舗面積を確保しました。
また、商品の臭いを抑えるための対策も行われ、立ち読みも可能になりました。これらの変革は受け入れられ、チェーン店は全国に広がっていきました。
2007年に、不正売上とリベートの問題が発覚し、当時の坂本孝会長が辞任しました。この頃から中古市場の縮小が進み、ブックオフの旗艦店であった原宿店や本社周辺など、全国的に閉店が相次ぎました。2016年には営業利益が赤字に陥るなど、厳しい状況に直面しました。
しかし、ブックオフはこれに対応するために様々な戦略を展開しました。まず、設立当初は消極的だったオンライン店舗「ブックオフオンライン」の展開を積極化しました。また、ヤフーとの資本業務提携も行いました(2018年に解消)。さらに、ハードオフとの友好関係を解除し、家電リユース業にも参入しました。
これらの取り組みにより、ブックオフは再び売上を伸ばし、中古書店としての地位を確立しました。
これまでの株価
次はこれまでの株価について確認していきます。
まずは長期的な視点となる月足5年チャートを確認します。
・5年間での高値が水色の線の約1,580円
・5年間での安値が赤色の線の約630円
5年間で見ると横ばい傾向で、現在の株価は高い値段
次に中期的な視点となる週足1年チャートを確認します。
・1年間での高値が水色の線の約1,475円
・1年間での安値が赤色の線の約950円
1年間で見ると上昇傾向で、現在の株価はやや高い値段
最後に短期的な視点となる日足3ヶ月チャートを確認します。
・3ヶ月での高値が水色の線の約1,475円
・3ヶ月での安値が赤色の線の約1,205円
3ヶ月で見るとやや上昇傾向で、現在の株価は普通からやや高い値段と言えます。
長期的には横ばい傾向が長い銘柄でしたが、直近1年で上昇傾向にあります。今年の見通しも売上、純利益ともに上昇見込みなので買ってもそこまで心配ない銘柄かと。
今の値段でも良いですが、欲を言えば1300円近辺で拾いたいなと思います。
株主優待
毎年5月31日現在の株主名簿に記載又は記録された1単元(100株)以上を保有する株主へ、以下の保有株式数、保有期間に応じてブックオフグループの店舗で利用できるお買物券・本買取金額アップ券が優待としてもらえます。
株主優待は、3年未満の保有者と3年以上の保有者で分かれており、
3年未満の保有期間で
・100株以上~200株未満: お買物券2,000円分
・200株以上~500株未満: お買物券3,000円分
・500株以上: お買物券5,000円分
3年以上の保有期間で
・100株以上~200株未満: お買物券2,500円分
・200株以上~500株未満: お買物券4,000円分
・500株以上: お買物券7,500円分
さらに100株以上の保有者には本買取金額を20%アップさせる券が2枚となっています。ブックオフをよく利用する方には嬉しい優待ですね。
ちなみに株主優待は、2023年5月29日(月)に株を持っている(または買った)人しかもらえません!
5月30日に買っても遅いので気をつけてください。
本日の株価
MARKET SPEED
5月優待でお買い物券を貰えるブックオフGHD(9278)の本日の株価は、
前日比-1円(-0.07%)現在値1,360円とほぼ横ばいに。
本好きには嬉しい優待ですし、3年以上持っても大きく下がることはないのかなと思います。