本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。
注目銘柄!花王(4452)
概要

花王は洗剤とトイレタリー製品で国内市場で1位を獲得し、化粧品分野でも2位に位置しています。
国内外で高いシェアを持つ花王は、その多様な製品ラインナップと強力な製造・物流・販売システムによって競争力を保っています。
今回は、花王の歴史と事業内容、決算情報やチャート分析をご紹介します。
花王の歴史

1887年、花王の創業者である長瀬富郎氏が日本橋馬喰町に「長瀬商店」を創業しました。この小さな店は当初、石鹸や輸入文房具などを販売していました。
1890年には、花王の初の製品である「花王石鹸」が発売され、その名前が広く知られるようになりました。
1934年には、家事全般に科学的アプローチを行うための研究施設として、家事科学研究所が設立されました。この施設は後に長瀬家事科学研究所から花王家事科学研究所へと名前を変えました。
1946年、旧称の「花王石鹸株式会社長瀬商会」は「株式会社花王」と改名し、新しい一歩を踏み出しました。同時に、花王と大日本油脂は合併し、「花王油脂株式会社」として再編成されました。
1968年には、ドイツのバイヤスドルフ社と提携し、「ニベア花王株式会社」を設立しました。これは、国際的な展開の第一歩でした。
2005年には、イギリスのモルトンブラウン社を買収しました。さらに、2006年には、カネボウを買収し、子会社化。中国にも研究開発中心社を設立しました。
2015年には、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーのオフィシャルスポンサーになり、花王(上海)化工社の新工場も竣工しました。
2019年には、インドネシアの合弁会社アピカル花王ケミカルズの化学品新工場が竣工しました。
花王株式会社は、多くの提携や買収を通じて、国際的に成長を続けています。
引用:https://www.kao.com/jp/corporate/purpose/history/company-history/
事業内容
花王は4つの主要な事業分野で、生活者に向けたコンシューマープロダクツ事業を展開しています。それぞれの事業分野は、異なるニーズと課題に対応し、持続可能で豊かな共生世界の実現に貢献しています。
ハイジーン&リビングケア事業:
・目標: 衣類や住まいの清潔を保ち、家事負担を軽減し、安心して快適に過ごせる生活空間の実現
・提供する商品・サービス: 清潔な家庭環境をサポートする商品やサービス、ライフステージに合わせたサニタリー商品の提供
ヘルス&ビューティケア事業:
・目標: 個性を表現できる、すこやかな暮らしの実現。外的要因の防御・予防と免疫強化をサポート
・提供する商品・サービス: 感染症や紫外線対策の製品、免疫強化を促進する商品や情報、環境ストレスケアと安全な暮らしを支援
ライフケア事業:
・目標: 課題を捉え、セルフキュア・セルフケアの実現を推進。モニタリング技術とAIを活用して高精度なソリューションを提供
・提供する商品・サービス: セルフケア製品、心身のモニタリング技術とAIを組み合わせた個別対応のソリューション、衛生に関するプロフェッショナル向けのソリューション
化粧品事業:
・目標: 個性豊かなブランドを通じて、一人ひとりの美しさと個性を尊重し、希望と美しさを提供
・提供する商品・サービス: 個性的な化粧品ブランドを通じて、美しさと個性を讃え、社会全体の輝きを支援
花王は、これらの事業分野を通じて、生活者の幅広いニーズに応え、より健康で幸福な生活を提供するために努力しています。
引用:https://www.kao.com/jp/corporate/fields/#:~:text=花王は、「ハイジーン&リビング,幅広く展開しています。
最新の決算

引用:https://www.kao.com/jp/investor-relations/library/results/
チャート分析

MARKET SPEED
最近の日足3ヶ月チャートを確認すると、レンジ幅は狭いですが9月から下落トレンドになっていました。
今回の決算を受けて直近高値の5,736円を一旦上回ったので、下落トレンドから横ばいまたは上昇トレンドに。
決算ももう少し良くなっていけば、中長期で6,000円・7,000円もあるかも?