日経平均株価は、10月6日に約3カ月ぶりに終値で7万円台を回復したあと、3日続けて下げ、10月9日は6万9030円で取引を終えました。それでも週間では721円高と、4週連続の上昇です。
そんな中で目立ったのが、ソフトバンクグループ(ソフトバンクG)の大幅続落でした。きっかけは、ソフトバンクGが出資する米オープンAIの売上高が、これまで伝えられていた水準を大きく下回るという英紙の報道です。今日のニュース深掘りでは、この出来事から「期待で買われた株と、期待とのズレ」について家族で考えました。

今日のニュース深掘り|ソフトバンクGが大幅続落、オープンAIの「売上高下振れ」報道で何が起きた?

父
父
先週の金曜日、ソフトバンクGの株が大きく下がっていたね。報道によると、1カ月ぶりの安値をつけたそうだ。
リコ
リコ
ソフトバンクって、スマホの会社でしょ?何か悪いことがあったの?
ロキ兄
ロキ兄
今回下がったのは、ソフトバンクG自身の業績じゃなくて、出資している「オープンAI」っていうアメリカの会社のニュースが原因なんだ。ChatGPTを作っている会社として有名だよ。

報道の中身は?

報道によると、オープンAIの「年換算売上高」は、これまで示唆されていた水準を約200億ドル下回るとのことです。オープンAIは、9月末時点の年換算売上高が500億ドルに近づいていると説明しているとみられます。一方、9月下旬には各報道機関が700億ドルという数字を伝えていました。

リコ
リコ
「年換算売上高」ってなに?1年の売上とは違うの?
ロキ兄
ロキ兄
直近の1カ月の売上を12倍したりして、「このペースが1年続いたらいくらになるか」を表した数字なんだ。成長している会社の勢いを見るのによく使われるよ。だから、この数字が思ったより小さいと、「成長のスピードが期待ほどじゃないのかも」と受け止められるんだ。
父
父
500億ドルでもものすごく大きな数字なんだけどね。日本円にすれば7兆円を超える。でも、市場が期待していた700億ドルと比べると、差が大きかったということだね。

「悪い数字」じゃないのに株が下がる理由

母
母
7兆円以上の売上ペースなのに、それで株が下がるなんて、なんだか不思議ね。
ロキ兄
ロキ兄
株価は「今の実力」だけじゃなくて、「これからどれだけ伸びるか」という期待も含んで決まっているんだ。AI関連の株は、とくに大きな期待で買われてきた。だから、数字が期待に届かないと、たとえ立派な数字でも売られやすいんだよ。
父
父
以前この家族会議で話した「織り込み済み」と同じ考え方だね。株価には、すでに期待がのっている。だから大事なのは、数字が「良いか悪いか」より、「期待より上か下か」なんだ。
リコ
リコ
テストで80点取ったのに、「90点取れるって言ってたよね?」って言われるのと似てるかも……。

日経平均は下げて、TOPIXは上がった日

10月9日は、日経平均が11円19銭安と小幅に下げた一方で、TOPIX(東証株価指数)は13.35ポイント高と上昇しました。2つの代表的な指数で、動きが分かれた日でした。

ロキ兄
ロキ兄
日経平均は、株価の高い「値がさ株」の影響を受けやすい。ソフトバンクGはその代表なんだ。だから、ソフトバンクGやAI関連株が売られると、日経平均は押し下げられる。でも、もっと幅広い会社の動きを反映するTOPIXは上がった。つまり、市場全体としては、そこまで悪い日ではなかったともいえるね。
母
母
ニュースで「日経平均が下がった」と聞くと全部の株が下がったように思っちゃうけど、TOPIXも一緒に見ると、印象が変わるのね。

「一部の銘柄頼み」の相場に気をつけたい

市場関係者の週末のコメントでは、最近の物色がAI・半導体関連に偏っていることに、持続性への懸念も示されていました。

父
父
日経平均が7万円まで戻ってきた原動力は、半導体やAI関連の株だった。でも、同じテーマの株ばかりに頼った上昇は、今回みたいに1つのニュースで揺れやすい。わが家のように、いろんな会社や国に分散して積み立てているのは、こういうときのための備えでもあるんだよ。
リコ
リコ
「卵はひとつのカゴに盛るな」ってやつだね!

これからの注目点

今週からは、日本でも企業の決算発表が本格的に始まります。アメリカでも大手企業の決算が続きます。AIへの期待が、実際の数字でどれだけ裏づけられるのか。決算という「答え合わせ」に注目が集まりそうです。

ロキ兄
ロキ兄
決算では、売上や利益の数字そのものだけじゃなく、「市場の予想と比べてどうだったか」と「会社がこの先をどう見ているか」にも注目してみよう。株価の動きがぐっと理解しやすくなるよ。

今日のまとめ

ソフトバンクGが大幅に下げたのは、出資先のオープンAIの年換算売上高が、これまで伝えられていた水準を約200億ドル下回るという報道がきっかけでした。数字そのものは大きくても、期待に届かなければ株は売られる。これが、期待で買われた株のむずかしさです。
同じ日に日経平均は小幅安、TOPIXは上昇と、指数の動きも分かれました。ニュースを見るときは、「期待と比べてどうか」「ほかの指数はどうか」を意識してみると、相場の見え方が変わってきます。決算シーズンも、家族で「答え合わせ」を楽しみながら見守っていきたいですね。

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 株式投資情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 株ブログ 株の基礎知識へ
にほんブログ村