今日の劇場:7月の値上げを子どものマネー教育に変えてみた

今週は月曜から「7月1日一斉値上げ」の話がブログを賑わせた。スーパーで食パンやカップ麺の値段が上がっているのを、子どもが気づくこともあるだろう。「なんでまた高くなったの?」——その一言が、実は最高の金融教育の入口になる。

リコ
リコ
そういえば私が小さいとき、「おこづかいはどう使えばいいの?」って聞いたら、お母さんが貯金箱を3つ並べてくれたの、覚えてる?
母
覚えてるわよ!「使う・貯める・寄付する」の3つね。あのとき確か、リコちゃんが「寄付ってなに?」ってキョトンとしていたわ(笑)。
ロキ兄
ロキ兄
今日はその「3つの貯金箱」を紹介したいんだ。アメリカの金融教育では定番の考え方で、子どものうちにこれを身につけると、大人になってからのお金の使い方がぐっと変わるんだよ。

「3つの貯金箱」とは何か

「3つの貯金箱」とは、おこづかいをもらったときに3つの目的に分けて考える習慣のことだ。英語では「Spend・Save・Give(使う・貯める・贈る)」と呼ばれ、米国や英国の小学校では定番の金融教育プログラムになっている。

父
①「使う(Spend)」は今すぐ楽しみたいもの、例えばお菓子や文房具。②「貯める(Save)」はしばらく待てば手に入る、例えばゲームやおもちゃ。③「寄付する(Give)」は誰かのために使うお金——募金や、プレゼント代などもここに含まれる。
リコ
リコ
私が子どものとき、「寄付する」の意味がピンとこなかったけど、今は分かる気がする。使うだけじゃなくて「社会とつながるお金」もあるんだよね。
母
そこが大事なの。この3つの箱に分けることで、子どもが自然に「お金には3つの使い方がある」「全部すぐ使っていいわけじゃない」ということを体で覚えていくのよ。

なぜ「貯金箱1つ」より「3つ」がいいのか

ロキ兄
ロキ兄
貯金箱が1つだと「使う」か「貯める」の二択になりがちなんだ。でも3つに分けると、お金を受け取ったときに「これはどこに入れる?」と考える習慣が生まれる。この「考える瞬間」こそが、金融教育の本質なんだよ。
父
例えば500円のおこづかいをもらったとして、「200円使う・200円貯める・100円寄付する」と決めてもいいし、「300円貯めて200円使う」でもいい。正解はないんだ。大事なのは子ども自身が「どう分けるか」を考えること。その経験が、大人になってから「給料をどう配分するか」という判断力につながっていく。
リコ
リコ
NISAで「使う分・長期で貯める分・緊急用の現金」に分けるのと、構造が同じだ!
ロキ兄
ロキ兄
鋭い!まさにその通り。子ども時代の「3つの箱」が、大人になってからの「生活費・投資・緊急資金」という三層管理の原型になるんだ。金曜の記事で話したお金の三層構造と同じ考え方だよ。

今週の値上げ体験を教材にしてみよう

今週、スーパーで値上がりした商品を子どもが見たり、「また高くなった」という会話を耳にしたりした家庭も多いはずだ。その体験を、3つの箱の話につなげてみよう。

母
「カップ麺が高くなったね。なんでだと思う?」と聞いてみるだけでいいの。子どもなりの答えが返ってきたら「そうかもしれないね。じゃあ、おこづかいでカップ麺を買う計画を立てていたとしたら、どう変えればいいかな?」と続けてみる。これだけで立派な金融教育になるわよ。
リコ
リコ
「値上がりしたから、使う箱の計画を見直す」って、家計管理そのものだね!
父
そこまで気づいてくれれば大成功だよ。難しい話は要らない。「お金には限りがある」「物の値段は変わる」「だから計画が大事」——この3つを体験から学んでくれれば、それだけで今日の教育は十分だ。

実際に「3つの箱」を始めてみるには

ロキ兄
ロキ兄
始め方はシンプルだよ。空き箱や紙コップを3つ用意して、「つかう」「ためる」「あげる・きふ」とラベルを貼るだけ。最初は子どもと一緒に「それぞれいくら入れる?」を決める時間を作ってみよう。正解を出すのが目的じゃなくて、話し合う習慣を作ることが目的だから。
母
「寄付する」の箱は、最初は100円玉1枚でいいの。夏祭りの募金箱に入れるとか、図書館の本の修理費用に使ってもらうとか、子どもが「誰かのためになった」と実感できる場面で使えると、より学びが深まるわ。
リコ
リコ
今からでも遅くないよね。大人の私でも、この「3つの分け方」を意識してなかったかも…。
ロキ兄
ロキ兄
子どもと一緒に始めるのが一番いいんだよ。「ロキ兄も給料で同じことやってるよ」って話せると、子どもにとって投資や家計管理が「大人の特別な話」じゃなくて「自分も続けていくことなんだ」って思えるようになるからね。

今日のまとめ

今週は値上げ・インフレ・こどもNISAと、お金にまつわる話題が盛りだくさんだった。土曜日の今日は、それを子どもに伝えるための一番シンプルな入口として「3つの貯金箱」を紹介した。

ロキ兄
ロキ兄
今日のポイントをまとめるよ。①「使う・貯める・寄付する」の3つの箱は、世界的な金融教育の定番手法。②1つの貯金箱より3つに分けることで「考える習慣」が生まれる。③子どもの3つの箱は、大人のNISA・緊急資金・生活費の三層管理と同じ構造。④今週の値上げ体験を「なんで高くなったの?」の一言から会話につなげてみよう。難しい話は要らないよ。
リコ
リコ
今日の劇場、なんか自分の小さい頃を思い出して温かい気持ちになった。今度甥っ子くんと一緒に3つの箱を作ってみようっと!
ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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