こんにちは、『えすふぁみ☆家族で株投資』です。
土曜日は「子どもとお金」をテーマにお届けしています。
最近はスマホゲームやカードゲームのガチャ要素が当たり前になり、
「ほしいキャラを引きたい!」という気持ちが、
子どものおこづかい管理に大きく影響する時代になりました。
今回は、実際にあった“ある小学生の無一文事件”を題材に、
親子で一緒に考えたい「お金の使い方のルール作り」について紹介します。
目次
1. ガチャに全部つぎこんだ…その結果
ある月のこと。小学3年生のリコちゃんと同い年の男の子が、
月初のおこづかいを全部、ゲームのガチャに投入してしまいました。
最初は大興奮。
「やった!★5キャラ出た!」
「今日の運、全部使い切ったわ!」と友だちと盛り上がったそうです。
しかし、ふたつ問題が起こります。
● 問題①:月末に“無一文”
欲しいキャラは手に入ったものの、おこづかいはゼロ。
お菓子も買えないし、放課後に友だちから誘われても…
「今日マック行こーぜ」
「ごめん…今日はやめとく」
誘いを断るしかなく、モヤモヤした気持ちだけが残りました。
● 問題②:罪悪感で親にも言えない
「全部ガチャにつかっちゃったなんて言えない…」
そんな気持ちから、親にも相談できず、ひとりで抱え込んでしまったそうです。
2. 親子で話すきっかけに。
この話を聞いたとき、リコちゃんもビックリ。
今回のケースも、怒るのではなく、
“どうやって同じ失敗をしない仕組みを作るか”が鍵になりました。
3. 生まれたのは「ガチャ封筒」
翌月、親子で相談し、3つのルールが誕生しました。
● ① ガチャ専用の「ガチャ封筒」をつくる
おこづかい全額ではなく、最初に“ガチャ用はいくらまで”と区切って封筒に入れる方式。
これなら使いすぎを防げます。
● ② 月末までを見通して計画する
・お菓子代
・友だちとの遊び代
・ガチャ代
これらを簡単な表にして、ひと月の全体像を把握するようにしました。
● ③ “2回は考える”ルール
ガチャの誘惑は突然やってくるもの。
そこで、
**「引きたいと思ったら、5分あけてもう一度考える」**という小休止ルールを設定。
これだけで衝動買いはぐっと減ります。
4. 大切なのは「失敗を責めない」こと
今回の無一文事件、親としてはつい言いたくなります。
「だから全部使っちゃダメって言ったでしょ!」
でも、キンコ母さんが言うように…
この経験があったからこそ、
・“ほしい”と“必要”の違い
・お金には限りがあるという感覚
が、しっかり身につき始めたそうです。
5. ガチャ時代のお金教育は「仕組み化」でうまくいく
ガチャやゲーム課金が悪いわけではありません。
むしろ、使い方次第で“計画性”を学べる教材に変わります。
今回の学びをまとめると…
● 学んだことまとめ
ガチャは楽しいけれど、使い切りは後悔につながりやすい
“ガチャ封筒”で予算を区切れば安心
ひと月全体のお金の使い道を見える化する
衝動を抑える「5分ルール」は大人にも使えるテク
失敗こそ教育の種になる
まとめ|失敗は“お金のセンス”を育てる第一歩
ガチャで無一文になった経験は、子どもにとって決して無駄ではありません。
むしろ、
「お金は上手に使わないと、あとで困る」
という感覚を早い段階で身につけるチャンスになります。
そしてなにより、
親が一緒に仕組みを考えてあげることが、子どもにとって大きな安心につながります。
ゲームの楽しさはそのままに、
子どものお金力を育てる“ガチャとの上手な付き合い方”。
ぜひご家庭でも取り入れてみてくださいね。

















