こんにちは、『えすふぁみ☆家族で株投資』です。
ホワイトボードに書いた数字を見て、ロキ兄が固まりました。
きっかけは、物価高のリアル。
食費、光熱費、日用品。
「ちょっとずつ上がってるだけ」のはずが、気づけば家計はじわじわ圧迫されています。
実際、2025年の調査では
生活費は前年比で月平均9,636円増加。
しかも、影響を受けている家庭の**91.3%が「食費」**と回答しています。
そこで、えすふぁみ家は決めました。
「家計の数字、子どもにも見せてみよう」
目次
1|“見せない優しさ”をやめた日
正直、少し怖かったです。
不安にさせないかな
余計な心配を増やさないかな
でも一方で、こんな気持ちもありました。
というわけで、初の家族マネー会議・家計数字公開編を開催。
2|まずは“物価高ショック”を数字で共有
ホワイトボードに、ざっくりと書き出しました。
食費:前年より+3,000円
電気代:前年より+6,000円(23,000円超)
日用品・雑費:じわっと上昇
この反応、実は大正解。
数字を“自分の感覚”に置き換え始めた瞬間でした。
3|「節約」じゃなく「優先順位」を話す
ここで意識したのは、
“我慢大会”にしないこと。
そこで出したのが、この2つの分類。
ニーズ(必要)
食事
学校・習い事
住まい・光熱
ウォンツ(欲しい)
おもちゃ
外食
レジャー
さらに、もう一段深掘り。
消費・浪費・投資
消費:生活に必要
浪費:なくても困らない
投資:将来につながる
4|電気代“犯人探しゲーム”が意外と盛り上がる
次は、少し軽めの話題へ。
候補は、
エアコン
冷蔵庫
給湯
照明
正解は、
👉 エアコン・冷蔵庫・給湯で約6割。
照明をこまめに消しても、全体では約5%程度。
実際、設定温度を1℃変えるだけで
年間1,000〜1,500円節約できると言われています。
5|そして訪れた“予想外の一言”
会議の終盤、こんな話になりました。
すると、ロキ兄が少し考えてから一言。
プレゼント半分でいいから、その分をNISAで増やしたら?」
……一瞬、時が止まりました。
正直、一番びっくりしたのは親でした。
6|数字は、不安より“納得”を連れてくる
その後も、子どもたちの反応は意外なほど現実的。
プレゼントの希望額を下げる
お年玉は従兄弟相場でOKと納得
「おやつ代、少し減らす」と自発的提案
7|家族マネー会議を成功させるコツ
今回やってみて、特に大事だと感じたのはこの3つ。
全員に発言の順番を作る
ホワイトボードで可視化する
結論より“話した過程”を大事にする
「決まったかどうか」より、
「一緒に考えた」という経験が、何よりの財産でした。
まとめ|家計共有は“同じ船に乗る”こと
家族で家計を共有することは、
一台の船の燃料を全員で確認することに似ています。
燃料はいくらあるのか
どこを目指すのか
途中で寄り道する余裕はあるのか
それを知って初めて、
家族全員が同じ方向を向いて漕ぎ出せます。
数字は、敵じゃない。
対話のきっかけでした。
「まだ早いかな?」と思っている方こそ、
一度、やさしく“見せてみる”のもアリかもしれません。
















