――そのままだと、お金は静かに減っていきます
こんにちは、『えすふぁみ☆家族で株投資』です。
最近こんな感覚、ありませんか?
給料はあまり変わらないのに、生活費は確実に上がっている
円安ニュースを見るたびに「大丈夫かな…」と不安になる
投資を始めたいけど、何が正解かわからない
実は今、日本人が**無意識のうちにやってしまいがちな“NG投資”**が、円安とインフレによって一気に表面化しています。
今回は、
👉 「やってはいけない投資」
👉 「じゃあ、どうすればいいのか」
をセットで、数字と一緒に解説します。
怖がらせるためではありません。
**これからの時代を“普通に生きるための投資リテラシー”**として読んでください。
目次
NG投資①「円建ての現金・預金だけ」で資産を持つ
多くの日本人は、今もこう考えています。
「現金は減らないから安全」
でも、円安・インフレが進む今の環境では、
日本円の現金は“安全資産”ではありません。
極端な言い方をすると、海外投資家の間でよく言われる
「Cash is trash(現金はゴミ)」
に近い状態です。
なぜか?
インフレ率:約2%
普通預金金利:約0.001%
つまり…
100万円を銀行に置いておくと、1年後の実質価値は約98万円。
額面は減らなくても、「買える量」は確実に減っています。
これは、
👉 穴の空いたバケツで水を運んでいる
ようなもの。
見た目は水が入っているけれど、
運んでいる間にどんどん漏れていくのです。
▶ 対策
現金は
生活防衛資金(半年〜1年分)
に限定し、それ以上は
株式(全世界株など)
金(ゴールド)
といった、インフレに強い「働く資産」に振り分ける必要があります。
NG投資② 流行の「テーマ株」を追いかけて短期売買
次に多いのが、このパターンです。
AIが来る!
半導体が来る!
EVが来る!
SNSやニュースを見て、テーマ株に飛びつく。
一見、合理的に見えますよね。
でも、個人投資家の典型的な負けパターンでもあります。
よくある失敗ストーリー
話題になった頃に買う(すでに高値)
決算ミスや相場調整で急落
「もっと下がるかも」と損切り
その後、株価は回復
これを繰り返すと、
売買手数料
税金
メンタル消耗
で、実質リターンは年3〜5%以下、場合によってはマイナスになります。
実際、過去のデータでも
「続けた人 > テーマを追った人」
という構図は、ほとんど変わっていません。
▶ 対策
テーマ探しをやめて、
全世界株式(オルカン)
S&P500
などの**インデックス積立を“淡々と続ける仕組み”**を作ること。
投資の成績を決めるのは、
何を買うかより、やめないことです。
NG投資③ 下落局面での「パニック売り」
円安、インフレ、株安。
ニュースが不安を煽ると、どうしても怖くなります。
でも、下がった時に売るのが一番ダメです。
なぜなら…
暴落時には
「上昇率の大きい日」も同時期に集中する怖い時期に市場から降りると
回復の一番おいしい部分を逃す
という事実があるからです。
リーマンショックでは、
日経平均:▲40%超下落
しかし10年保有で:+150%超回復
というケースが多数ありました。
▶ 対策
パニック売りを防ぐには、準備が9割です。
生活防衛資金を現金で確保
10年以上使わないお金だけを投資
「▲30%下落しても売らない」と先に決める
これだけで、行動は大きく変わります。
これからの時代の「正解」に近い考え方
円安・インフレ時代に大切なのは、
円だけに依存しない
資産を分散する
税制優遇をフル活用する
という、ごくシンプルな原則です。
おすすめの基本構成(例)
株式(全世界株・米国株):60〜70%
金(ゴールド):10〜20%
債券・現金:残り
まずは
新NISA
iDeCo
こどもNISA(予定)
といった、非課税枠を埋めることが最優先です。
まとめ|現金は「安心」ではなく「無対策」になる時代
円安・インフレ局面で、
現金だけ
テーマ株を追いかける
下落で慌てて売る
この3つは、資産を守るどころか、静かに減らしていく行動です。
でも逆に言えば、
インフレを理解し
分散し
続ける仕組みを作る
それだけで、未来は大きく変わります。
お金は、
何もしなくても減る時代に入りました。
だからこそ、
「難しい投資」ではなく
**「間違えない投資」**を、家族で続けていきたいですね。














