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一瞬で資産がゼロに?「投資の怖い話」から学ぶ3つの教訓
こんにちは、『えすふぁみ☆家族で株投資』です。
水曜日は「お金にまつわる雑学」をテーマに、時にはちょっとゾッとするような“リアルな投資の世界”を紹介します。
今回紹介するのは、40代の漫画家・イラストレーターの深蔵(みくら)さんの実話。
フリーランスとして独立して数年、安定した収入を投資で増やそうと株式取引を始めました。
最初は少額の取引で数万円の利益。
「思ったより簡単に稼げるかも」と自信を持ち、大きな資金を投入。
やがて1年半のうちに総額500万円の損失を出してしまいました。
深蔵さんは損失を取り戻そうとして、値下がりした株を買い増す“ナンピン買い”や、値動きの激しい銘柄への集中投資を繰り返しました。
しかし相場の急変で連続損失。
最後には生活費や貯金まで投資口座に入金し、取り返しのつかない結果に。
ネットで話題の“全財産消失”体験談
投資の失敗は、特別な人だけの話ではありません。
インターネット上には、**「全財産が一晩で消えた」**という恐ろしい体験談も多くあります。
ある個人投資家は、急騰している低位株(値段の安い株)に「一発逆転」を狙って全資金を投入。
わずか数日で3000万円の貯金がゼロに。
また別の人は、SNSや掲示板の“有名トレーダー”の情報を信じて仕手株(投機的に値が動く銘柄)に手を出し、
最初は勝っても最終的には大損。
中には、詐欺まがいの投資案件や“ワラント”と呼ばれる高リスク商品に全力投資して破産した例もあります。
損失は数字だけでなく、家族関係の悪化・健康の悪化・仕事の喪失など、生活全体に波及します。
投資の怖さは「欲」と「焦り」
投資の世界で最も怖いのは、“相場の下落”そのものではありません。
本当の敵は──人間の心理です。
深蔵さんも語っています。
「利益が出ているときほど、冷静さを失っていた。欲が勝つと、数字じゃなく感情でトレードしてしまう。」
人は“自分だけは大丈夫”と思いがち。
でも相場は誰にも予測できず、欲望が膨らむほど、判断は鈍くなります。
失敗から学べる3つのポイント
では、こうした「怖い話」から私たちは何を学ぶべきでしょうか?
大切なのは、冷静さと仕組みで自分を守ることです。
① 勝っても負けてもルールを守る
損失が出たときだけでなく、利益が出たときこそ「利益確定のルール」を決めておく。
感情で動かず、淡々と判断することが鉄則です。
② 情報は“自分で確かめる”
SNSやYouTubeなどの情報を鵜呑みにせず、企業の決算・IR・公式情報を確認。
「聞いた話で買う」は、失敗の入り口です。
③ 投資資金と生活資金を分ける
最悪のパターンは、生活費や貯金を投資に回してしまうこと。
余剰資金だけで、分散・長期・小口を徹底する。
まとめ
投資の失敗は「技術」ではなく「感情の暴走」から始まる
欲望と焦りは、最強のリスク
情報を見極め、ルールを決め、生活資金を守ることが最優先

















