ロキ兄の未来志向マネー論

“ロキ兄の未来志向マネー論” Vol.1 「貯金だけじゃダメだと思う理由」

貯金だけじゃダメだと思う理由

こんにちは!『えすふぁみ☆家族で株投資』へようこそ!

 

リコ
リコ
「ねぇお兄ちゃん、なんで最近“投資”の話ばっかりしてるの? お金って、貯金がいちばん安全じゃないの?」

リコの素朴な疑問に、家族全員の耳がぴくりと動きました。

母
「そうよね。昔から“お金は貯めなさい”って言われてきたもの」
父
「お父さんの親なんか、“通帳がふくらむと安心だ”って自慢してたよ」

その会話を聞いたロキ兄は、ソファから少し身を起こし、落ち着いた口調で言いました。

ロキ兄
ロキ兄
「……だからこそ、貯金“だけ”じゃダメなんだよね」

 

物価が上がると、お金の価値は下がる?

ロキ兄
ロキ兄
「リコ、“お年玉で買えるもの”って、10年前と今で変わってきてない?」
リコ
リコ
「うーん……たしかに。昔は千円で文房具がいっぱい買えたのに、今は3つくらいしか買えないかも」

ロキ兄はうなずきながら言います。

ロキ兄
ロキ兄
「それが“お金の価値が下がる”ってことなんだ。
つまり、モノの値段が上がる(インフレ)と、同じ金額でも買える量が減ってしまうんだよ。
これは日本だけじゃなくて、むしろ世界ではもっと当たり前のことなんだ」

 

世界と日本、物価の違い
たとえばアメリカでは、ここ20年で日用品や外食、教育費などが1.5〜2倍になっているものが多くあります。
毎年2〜3%のインフレが続いている国では、10年で20〜30%の物価上昇はごく自然なことなんです」

リコ
リコ
「えっ、じゃあ100万円持ってても、10年後は“実質70万円分の力”しかないかもってこと!?」

とリコが驚きます。

そう。日本でも最近は電気代や食品、日用品などがじわじわと値上がりしていますよね。
“お金を寝かせておくだけ”では、目減りしていく可能性があるんです。

 

ロキ兄
ロキ兄
「お金って、ただの数字じゃない。
“どこに置くか”によって、“どう働くか”が変わってくるんだよね」

ロキ兄は紙に3つの言葉を書きました。

現金:すぐに使えるけど、増えません。インフレに弱い

銀行預金:安全ですが、金利は0.001%程度。いわば“お休み中のお金”

投資(株・投資信託):値動きはありますが、将来に向けて“働いてくれる”可能性がある

たとえば、“財布に入れっぱなしのお金”はすぐに使ってしまいますよね。
“銀行預金”は安全に保管できますが、増えることはほとんどありません。
“投資”は波があるけれど、長期的には資産として増えていく可能性があるんです。
つまり、お金には“性格”があるということなんです。

 

お金に“役割”を持たせよう

リコ
リコ
「じゃあさ、貯金ゼロで全部投資に回せばいいの?」

とリコが問いかけます。

ロキ兄
ロキ兄
「それは極端!大切なのは、お金に“役割”を持たせること」

例えば、

・1年以内に使う予定のお金 → 現金や銀行預金に置く

・3〜5年後に使うかもしれないお金 → NISAの短期売買用などで運用

・老後など10年以上先のお金 → 株式や長期資産形成に活用

 

要は、“いつ使うか”に応じて、お金の置き場所を分けて考えること。

食材でいうと、“冷蔵庫に入れるもの”と“冷凍庫に入れるもの”って違いますよね?

お金もそれと同じで、適材適所が大切なんですね。

 

ロキ兄
ロキ兄
「未来にお金が残っていないと、今の安心は意味がない」

だからこそ、“今”だけを守るのではなく、

“未来”を生きる自分や家族のために、少しずつ“動かす視点”が必要なのです。

 

まとめ:貯金と投資のバランスを考えよう

世界ではインフレが当たり前。日本もその波に入りつつあります

銀行預金だけでは、お金の価値が目減りするリスクも

お金の“置き場所”によって、働き方(リターン・使い道)が変わります

投資は“怖いもの”ではなく、未来を支える“手段のひとつ”です

大切なのは「何のために、いつ使うお金か」を意識することです

 

母
「投資って怖いって思ってたけど、
お兄ちゃんの話を聞いて少し見方が変わったかも」
父
「よし……じゃあ、まずはお年玉の一部でリコちゃんも投資を始めてみる?」
リコ
リコ
「えっ、リコの!? ちょっと待って、それは会議してから決めてーっ!」

とリコが叫ぶのでした。

 

 

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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