お金と社会の“つながり”探検隊

お金と社会の“つながり”探検隊 ①給料明細って何が書いてあるの?

給料明細って何が書いてあるの?

こんにちは!『えすふぁみ☆家族で株投資』へようこそ!

 

ある日リコちゃんが、ふとリビングのテーブルに置かれた封筒を発見――。

リコ
リコ
「あっ、お父さんの名前が書いてある……。これ、なに?」

父
「ああ、それは給料明細。お父さんの“今月の稼ぎ”が書いてある紙だよ」

リコ
リコ
「見てもいいの?」

父
「いいよ。どうせならみんなで“給料明細探検”してみるか!」

封筒を開けて出てきたA4の紙。

大きく「給与明細書」と書かれているけれど、漢字やカタカナがびっしり。

リコちゃんは、見慣れない単語のオンパレードに目を丸くする。

リコ
リコ
「わー、項目がいっぱいある!『基本給』『残業手当』『通勤手当』……。それから『社会保険料』とか『所得税』とか。お父さん、これ全部わかる?」

父
「なんとなく……だけど、正直に言うと全部をしっかり説明できる自信はないかな(笑)」

ロキ兄
ロキ兄
「じゃあ、今日は“給料明細の読み方”をみんなでマスターしよう!」

【給料明細の主な項目を解説!】

① 支給額欄(もらえるお金)

基本給
→会社が「あなたの働きに対して毎月これだけ払います」と約束している金額。

各種手当
→通勤手当(交通費)、残業手当、家族手当など、“基本給以外に追加でもらえるお金”のこと。

賞与(ボーナス)
→年に何回か、がんばりに応じてまとめて支給されることも。

リコ
リコ
「ここに書いてあるのが“お父さんが働いて得たお金全部”ってこと?」
母
「そうね。でも、ここに書かれた“支給額の合計”が、そのまま口座に振り込まれるわけじゃないの」

 

② 控除額欄(引かれるお金)
健康保険料
→病気やケガのときに使える“健康保険”のためのお金。会社員なら必ず引かれる。

厚生年金保険料
→老後の年金を受け取るために支払うお金。自営業の人は国民年金になる。

雇用保険料
→失業したときや育休・産休のときにもらえるお金のための保険。

所得税・住民税
→国や自治体に納める税金。給料から“天引き”される。

ロキ兄
ロキ兄
「いわゆる“手取り”になるのは、この『支給総額』から『控除総額』を引いた分だけなんだよ」
リコ
リコ
「えっ!?こんなに引かれてるの?なんかショック……」
父
「働いた分全部もらえるわけじゃないのが、社会の仕組みなんだよね」

 

【額面と手取りの差って、どのくらい?】

ここで、カズ父さんが明細を見せてくれました。

たとえば――

支給総額(額面):300,000円

控除総額:68,000円

実際の手取り:232,000円

リコ
リコ
「え、6万8000円も“引かれて”るの!?そんなに!?」
ロキ兄
ロキ兄
「日本のサラリーマンの“手取り率”はだいたい額面の75~85%くらいだね。収入が高いほど税金も増えるし、家族構成によっても変わるよ」
父
「控除額はけっして“ムダ”なお金じゃないの。病気になったとき、失業したとき、将来年金をもらうとき……将来やもしものために積み立てているんだよ」

 

【明細は「社会とのつながり」を映す鏡】

給料明細は、単なる「今月のお給料がいくらか」だけじゃなくて、

自分がどんな働き方をしているか

どんな保障がついているか

社会や家族の支え合いのしくみ

……そんな“お金と社会のつながり”を見せてくれる紙でもあります。

リコ
リコ
「今までお父さんの“給料日”って、なんだか遠い世界の話だったけど……これからはお父さんががんばってくれてること、もっと感謝しなきゃって思う!」
父
「いやいや、お父さんだけじゃなくて、家族みんなで社会の仕組みを知って、お金の使い方を考えていこう」
ロキ兄
ロキ兄
「働く人みんなが“手取り少ない!”って不満だけど、裏には“将来の安心”や“みんなのため”って意味もある。これも大事なお金の教養だね」

 

【まとめ:自分の明細も見てみよう!】

給料明細は「社会への参加証」のようなもの。

たまには中身をじっくり見て、「何がどう引かれているのか」「どんな手当があるのか」を家族で確認するだけでも、お金への意識がぐっと高まります。

あなたの家でも、今月は“給料明細探検”をやってみませんか?

 

 

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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