
保険やカード、投資や情報商材など、社会に出ると多くの勧誘をされると思います。巧みな話術でお得と思わせたり、脅すように迫ってくるセールスマンもいるようです。今回は、電話勧誘やセールスの「手口」と「断り方」について触れていきます。
↓動画でも解説してますので、ご覧ください!
目次
セールスの手口
冒頭でもお伝えしたように、世の中には多くのセールスであふれています。どのような手口があるか、詳しく確認していきましょう。
①電話勧誘
新規の顧客を獲得する手段として、多くの企業で活用されているのが「電話勧誘(電話営業)」です。営業マンはセールストークがとても上手く、耳当りのいいこと(お得そうなこと)しか言いません。
世間話から始まり、どのような仕事をしているか、どんなことに興味がありそうか…という情報から集め、自分の売りたいものへ誘導していきます。不安を煽ったり、長時間の話で疲れさせて、相手の冷静な判断力を奪った上でセールスを仕掛けてくるのです。
最近では、「この電話をもって契約成立としておきます。」というような保険やクレジットカードのリボ払いなんかの勧誘も増えているそう。(めんどうだな~)とうわの空で返事をしたら、勝手に契約が成立してた!なんてこともあるので、注意しなければいけませんね。


②アポイントメント商法
アポイントメント商法は、「プレゼントが当たったので取りに来てほしい」「アンケートに答えると高額商品がもらえます。」などの名目で電話やハガキで喫茶店や営業所に呼び出し、直接会って消費者に高額な商品や役務(サービス)を契約させる販売方法です。
「自分はラッキーだ!」と錯覚させるような言い回しをしてきます。無料でプレゼントがもらえるからと直接会ってしまったが最後、長時間にわたり商品やサービスの説明をされ、時には説明が深夜まで及ぶことも…。断わりにくい雰囲気になり、早く帰りたいので契約してしまうケースが多く見られます。
20代~30代の社会人経験が浅い人がターゲットになりやすいようです。猜疑心が弱く、例え手持ちがなかったとしてもクレジットカードを持っているため分割払いで高額な商品を売りつけることができるからです。
③キャッチセールス
キャッチセールス(キャッチ商法、街頭キャッチ)とは、路上や街頭などで「アンケート」や「キャンペーン」と称して呼び止め、路地裏や雑居ビル、喫茶店、ファミリーレストランに同行させて高額な商品やサービスを契約させることをいいます。
そこからは電話勧誘やアポイントメント商法と同様に、しつこく勧誘されて断り切れなくなるケースや、「今がチャンスです」「今契約しないと大変なことになります」などと言われて、その場で契約しなくてはならないような心理状況に陥ってしまうケースが多く報告されています。
勧誘の断り方
それでは、勧誘されたらどのように対処すればいいのでしょう。
名前を聞かれても答えない
電話口で相手に「○○さんの電話番号であっていますか?」と聞かれるでしょう。その際に「ちがいます」と答えるのが効果的のようです。
電話勧誘は、顧客リストの個人情報を入手してかけてくる場合と適当な番号にかけている場合の両方があるようです。名前を言われる場合はリストを入手している場合ですので、リストの名前と違うとなれば再度かけることは少ないでしょう。
電話の用件がわからないと大事な用かもしれません。嘘をつくのが嫌な人もいるでしょう。その場合は、名前を聞かれたら「はい」と答えずに、「何の御用ですか?」と質問するのがいいようです。長い世間話に付き合うことなく、すぐに本題にはいってもらえます。
また、対面で勧誘された際にもし名前を聞かれても「お教えできません」と、名前や電話番号などの個人情報は言わないようにしましょう。
興味がないことを伝え、すぐに切る
話をしている中でいいタイミングがあったら、「興味ありません。失礼します。」といい、すぐに電話を切ってください。対面の場合でも同様に答え、すぐにその場を去りましょう。相手の返答を待ってしまうと、そこからまた会話が続いてしまいます。
相手からの質問に答える形でもOKです。
・老後に不安はありませんか?→「不安はありません、失礼します。」
・投資に興味ありませんか?→「興味ありません、失礼します。」
私もそうなのですが、相手の機嫌を損なわないように”うまく断ろう”としてしまいます。そのような言い回しでは、相手も「その気があるのかな?押せばいけるかな?」と勘違いしてしまいます。相手の方はプロですから、話術で丸め込もうとしてくるでしょう。
本当に興味がないことは、短い言葉で断ることが大切です。勧誘相手にいい人になる必要はありません。冷たく突き放すくらいがちょうどいいのです。
一度断ったにも関わらず再度勧誘することは「特定商取引法」「宅地建物取引業法」などの違法行為にあたります。断られれば相手も勧誘しにくくなりますし、再度電話が来ても再勧誘は悪いことという認識があればこちらも強く断ることができるでしょう。
NGな断り方
よくある言い方でNGな勧誘の断り方をまとめました。
切る時に言ってしまいがちな言葉かとおもいますが、大抵「いつならお時間ありますか?」「何時にかけなおします!」ともう一度電話をかける口実になってしまいます。仕事中なので…という断り方も同様です。
断る時、余計な一言をつけてしまいがちです。「たぶん」や「今は」などという装飾は相手に付け込まれる要因になります。「必要ありません。」だけでいいのです。単純な言葉ほど言い返す言葉がでてきにくくなります。
「いいえ(NO)」という意味で大丈夫ですや結構ですと言ってしまうことがあります。しかし、「はい(YES)」という意味にとらえられ、「大丈夫(はい)といったじゃないですか!」と後から言われてしまうことがあります。そのため、「大丈夫です/結構です」という表現は避けた方がいいと言われています。
そのような誤解を与えないためにも、先ほど書いた「興味ありません。」という意思表示をしっかりしましょう。
自分の身は自分で守ろう
詐欺や悪質な勧誘にひっかからないようにするには、「断る勇気をもつ」ことが大切です。きっぱりと断り、自分の身は自分で守れるようにしましょう。
もし、勧誘(セールス)でトラブルが起きたり、なにか困ったことがあったら、まずは周りの人に相談しましょう。悪質な勧誘を受けた場合は、国民生活センター(消費生活センター)に相談することもできます。脅すような勧誘で恐怖をおぼえた場合には、すぐに警察に相談してください。
相談にのってくれる人・機関はたくさんありますので、一人で抱え込む必要はありません。相談することで、自分の身を守れることもあります。
以上、勧誘の手口と断り方についてでした!
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