投資初心者

本当に儲かるの?仮想通貨(暗号資産)のリスクを徹底解説【リコ投資vol.20】

リコ
リコ
友達が仮想通貨で100万円儲けたって!そんなに儲かるの?
ロキ兄
ロキ兄
競馬で100万円当たった、みたいな話かな。儲かりそうってなる前にきちんとリスクも学ぼうね

今回は仮想通貨(暗号資産)の特徴・リスクについて、まとめています!流行にのっかるのではなく、正しい知識を身に付けてから始めるか否かを決めましょう。

↓動画でも解説してますので、こちらもご覧ください!

仮想通貨(暗号資産)の特徴

仮想通貨とは「電子的なデータでやりとりされるデジタルな通貨」のことです。仮想通貨の概要や歴史について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ブロックチェーンってどうなってるの?仮想通貨(暗号資産)の仕組みと歴史【リコ投資vol.19】 今回は仮想通貨(暗号資産)の歴史や種類、仕組みについて学んでいきます。 ゆっくりしていってね! 仮想...

一般の金融商品との異なる点(特徴)を見ていきましょう。

価格変動が大きい

仮想通貨は価格変動率が大きいため、投資したタイミングによっては大きな利益を得る場合も大損する場合もあります。1日で10%以上動くことも珍しくありません。

アルトコインであれば1日で30%以上動くこともあるようです。自分の資金が1日で2倍・3倍以上になることもありますが、同等の損失が出てしまうことも多いため、注意が必要です。

「特定の国で仮想通貨(ビットコイン)が使用禁止になった」、「イーロンマスクが購入した」というような情報ひとつで大きく価格が変動するようです。そのため、いつ暴騰・暴落がきてもおかしくありません

ロキ兄
ロキ兄
草コインの中では1週間で100万分の1にまで価値が下がったものもあったよ
父
大量保有者も明らかになっていないから、価格操作もできちゃうかもね…?

いつでもどこでも取引可能

仮想通貨は原則24時間365日取引ができます

株式投資などは基本的に平日9時~15時の間しか取引ができないため、土日祝は取引できません。また、投資信託も注文受付日の当日または翌日の基準価格で売買するため、リアルタイムではありません。

しかし、仮想通貨は土日祝日・深夜だろうが関係なく取引できることを特徴としています。送金に関しても同様です。銀行や証券のような仲介者が存在しないため、個人間や海外へいつでも直接送金できるようです。

実は環境に悪い

仮想通貨(ビットコイン)を創り出すのに大量の電力を消費することをご存じですか?その理由は、仮想通貨の取引にはブロックチェーンの計算(マイニング)をする必要があり、その計算に莫大な電力が必要だからです。

その消費電力は、すでに一つの国家規模に相当すると言われています。仮想通貨の市場規模は急速な拡大を続けているため、その分環境への負荷が大きくなっていると言えます。

仮想通貨の環境への懸念は米国でも問題となっており、今年の5月にはバイデン政権が暗号資産(仮想通貨)マイニング企業に対して、マイニングに使用する電力コストの30%に相当する税金を課すべきだと表明しています。↓

バイデン政権、仮想通貨マイニング企業に30%課税を提案 (coinpost.jp)

仮想通貨(暗号資産)のリスク

仮想通貨は、価格変動の他にも多くのリスクがあります。

ハッキング被害

仮想通貨取引所がハッキング被害に遭い、資産が流出する可能性があります。

母
実際にあった事件を見ていこう

2014年に起きたマウントゴックス事件では、不正アクセスによって85万ビットコイン(当時のレートで約470億円相当)が盗まれました。マウントゴックス社は経営破綻し、顧客への補償や事件の真相は不透明な状態が続いています。

2018年に起きたコインチェック事件では、ハッキングにより仮想通貨ネム(NEM)が流出し、被害額は約580億円にのぼるとされています。こちらも不正アクセスが原因とされ、コインチェックで取り扱っている全てのネム(NEM)が流出するまでに20分。セキュリティの甘さが原因でした。

このように取引所がハッキングされてしまう場合があります。セキュリティを強化したブロックチェーンでも、今後は量子コンピュータの普及によって逆演算されてしまう危険性もありますね。

保証がない・現物がない

取引所がハッキング被害に遭った場合や破綻してしまった場合、預けていた資産は戻ってこなかったようです。仮想通貨は保証されないリスクがあります。

仮想通貨(暗号資産)は、国家や中央銀行によって発行された法定通貨ではないため、その価値を保証されていません。価値が暴落しても盗まれてしまっても、仮想通貨には物理的な実態(現物)がなく、ただのデータでしかありません。

仮想通貨(暗号資産)には管理者はおらず、民間で仕組みが運営されていますので、国が守ってくれることはないのです。

税金面が不利

もし、あなたが仮想通貨(暗号資産)取引で利益をあげたとしたら、その利益には税金がかかってきます。利益に2割の税金が徴収される他の金融商品と異なり、仮想通貨は税制面で不利なのです。

・仮想通貨で得た利益は「雑所得」に分類される
→ 給与所得と合算され、所得税が課される

・所得税のため、「累進課税制度」が適応され、
 最大45%の税金がかかる

・翌年には10%の地方税(住民税)が徴収される

所得税+住民税で税金は約15~55%かかります。

リコ
リコ
仮想通貨の同士で売買させれば利確してないことになるんじゃない?
母
それはちがうよ!

仮想通貨の場合、日本円に換金した時はもちろん、仮想通貨同士の交換(例えばビットコインからイーサリアムを購入したなど)という場合にも、利益確定したとみなされ、税金がかかってきます

大きく儲かる可能性がある仮想通貨は税金が多くとられる可能性もあるということです。翌年の莫大な住民税を払えずに破産する…なんてこともあるかもしれません。

仮想通貨は初心者におすすめできない…?

特徴でもあったように、仮想通貨は価格変動が激しくハイリスク・ハイリターンの投資といえます。さらに、ビットコインが登場してから15年と歴史も浅く、まだ確立しきれていない部分も多いようです。ある日突然、その商品がなくなるなんてことも…

父
親としてはあまりおすすめできないな…

仮想通貨は大儲けできる可能性を秘めていますが、大損する可能性はもちろん、安全面や税金面でもリスクがあります仮想通貨の危険性をよく理解してから、投資をするかしないかは判断しましょう。

リコ
リコ
リコは怖くてできないかも…
母
どうしても経験してみたかったら、ポイントビットコインくらいならいいかもね?

以上、仮想通貨の特徴・リスクについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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